過去作の「響」同様にクセのある主人公。たまたま指した将棋との出会いから将棋の世界を駆け上がっていく物語。間違いなく天才だが努力の鬼でもある。私服はクソダサい。クイーンズギャンビット好きな人は面白いかも。
「龍と苺」は、「響」を描いた柳本光晴先生が週刊少年サンデーで連載している将棋漫画です。 …が、私自身は、初期にちょっと読んで、その後は追ってませんでした。 何故かというと、悪い意味で「響」に似ていたから。「龍と苺」の初期のエピソードは、「性格のキツい天才少女が主人公で、その才能で無双する話」で、まぁ、将棋版「響」でしか無く、しかも主人公は「響」よりさらにトゲトゲしている狂犬だし、敵キャラも嫌な奴ばかりだし、これはちょっとどうかな…と追わなかったんですよね。 ところで、現在、「龍と苺」はサンデーうぇぶりで8月17日(水)まで全話無料公開中。 おや久しぶりに読んでみるかと手を出したところ、みごとドはまりして、コミック全巻一気買いしました。 面白くなりましたね!!! 「性格のキツい天才少女が主人公で、その才能で無双する話」という基本線は変わらないのですが、主人公の苺の性格がだんだんやわらかくなって、可愛くなってきますし、敵キャラも、「嫌な奴」ではなくて「変な奴」「変態」が増えていき、しかもキャラクターとしても魅力的な人物が増えていきます。 また、主人公は「天才」ではありますが「無敵」ではないので、大苦戦もしますし、何なら負けるので、きちんとドラマがあります。 今は、(おそらく作中最大の)トーナメントの渦中ですが、このトーナメントに入ってからはもう本当にずっと面白くてビックリしました。見事にまっとうな「少年漫画」でした。 これまでサンデーは買ってなかったのですが、この作品のためにサンデーを買ってもいいのではないかと悩むレベルです。 ということでこれまで読んだことなかった人は是非ご一読を。 8月17日まで全話無料公開中です! https://www.sunday-webry.com/episode/3269754496548997931
響の対戦相手がどんどん強い権力者になってこれ以上強くなりそうにないとおもったら完結してた
響の作者さんだから期待してたけど、期待通りだった……そして内容もタイトル通り。悲しい。最終話が悲しすぎる。まんまと泣かされてしまった……。
※ネタバレを含むクチコミです。
映画から入って響読んだらこっちも読んでみてとおすすめしたい この作者さんの描かれる女の子、意志が固くて強くてなんか好きなんですよね。
「響~小説家になる方法~」「女の子が死ぬ話」の柳本光晴の恋愛オムニバス。クラスでぼっちのオタク少女とか31歳女教師とか恋愛経験のない文芸部部長とか成績の悪いギャルとか、ラブコメだとヒロインの脇を固める系の女の子をメインに扱っているのが特徴だとか。 ラブコメながら柳本光晴的な展開は健在で、裏表がある(素直になれないとも言う)けど直情的で時として暴力に訴えることも辞さない子が、いろんなシチュエーションで恋をする。個人的に好きだったのは一番最後の話で成績の悪いギャルの受験に付き合って1年間一緒に図書室で勉強をした秀才くんとの恋の話かな。一番練られている気がした。
小説とか活字というような塊で殴られていくような感触の漫画。マンガ大賞取ったのも『この作品にはあげないと仕方ないよな』と思わせてしまうパワーがある。 よく『こうだったら売れたかも』『時代が~』『流行りが~』などあるが結局の所『そういう全てがひれ伏してしまうほど面白いものを描けば良い』と響というキャラクターが魅せてしまった。 作品の持つもやもや度としては雰囲気『あひるの空』の持つもやもやに似てる。 最新刊を読んだ後に『くそぅっ』と声に出てた。 そんな作品。
死ぬ女の子と、生きていく女の子の二人が主人公かなと思う。 タイトル見てわかってはいたけどすっきりといい話っていうのではない。救いようのない話だし。 死んでしまう遥が最後まで他人の思い出の中で生き続けようとしたところは、強さを感じて好きだったな。
過去作の「響」同様にクセのある主人公。たまたま指した将棋との出会いから将棋の世界を駆け上がっていく物語。間違いなく天才だが努力の鬼でもある。私服はクソダサい。クイーンズギャンビット好きな人は面白いかも。