蝶のようにあざやかに群れ飛ぶ、少女達のシルエット――。13メートル四方のフロアの上で、フェアリー達は華麗に羽ばたく… 本格スポ根新体操コミック! ちひろはバレエ教師と陶芸家の愛娘。人もうらやむお嬢さん育ち。新体操に夢中な中学三年生で、新体操で有名な桐林に進みたいと悩んでいた。しかしママは大の新体操嫌い。ちひろを一流のバレリーナに育て上げるのが夢で、ちひろがバレエの名門・青蘭に進むと信じて喜んでいる。だからママに言い出せなくて…。
究極の美の世界… それが、新体操の世界! 本格新体操コミック、『蝶のように』続編! 乃間ちひろ、時任遼子、鹿屋小夜子は、桐林女子新体操部の仲良し三人組。2年になって後輩も出来た。しかし、頭角を現してきた1年の是沢茉莉が、個人戦のライバルとしてちひろと遼子に憎悪と敵意の目を向ける。二人の欠点と長所を研究し尽くしたそのダイナミックな演技は、ちひろに大いな刺激を与えるが…!?
『骨董屋優子』続編。1年の北京暮らしを終えて、谷中に帰って来た優子と東介。東介はタイで焼かれた珍しい青磁を持ち帰っていた。優子の鑑定では3千万円の品。それが一つの騒動を起こす。優子の帰国に喜んだ父は、酔って二階から転落して入院してしまう。そして主人が不在の間、家出して転がり込んできたのが従弟の哲也だった。哲也は遊ぶ金欲しさに、価値もわからぬまま青磁を3万円で売り払ってしまい…。
白骨死体が抱えていた古伊万里、白昼堂々盗まれた狩野派屏風、外交官が私財を投げ打って入手したドールハウス…。曰く付きの骨董品にまつわる様々な事件や、事件に関わる人々の複雑な人間模様を、骨董屋優子が優しい目利きで解決に導くヒューマンドラマ。谷中古稀堂の箱崎優子は、幼い頃から物の真贋を「温もり」で見分ける不思議な素質を持っている。父のお供でわけありの茶碗の鑑定に赴いた優子は、自ら事件に首を突っ込み真相の究明に乗り出すが…?