「果汁のような体液、舐めると中毒になりますよ?」淫と死の香りを纏う美しい果実双子は、醜い人間の性欲に触れ、狂い始める――…果実のみを食べて生きる双子・藍と桂は、微笑めば甘い香りが漂い、体液は果汁そのもの。そして、その血を飲み過ぎれば中毒死する。その特異体質ゆえに、商売道具として十七年の歳月を生きてきた。そんなある日、「二人で子供を作れ。さすれば生涯安泰だ」と育ての親に命令される。そんなことをしたら、姉弟の関係が穢れてしまう…しかし、卑しい客の注文によって藍の痴態を見た桂は、劣情を抱いてしまい―… ※この作品は過去、電子書籍「致死量の果実~汗も尿も甘い双子1~6巻」に掲載されました。重複購入にご注意下さい。
肌寒いある日の夜に路地裏で静かにうずくまる男を見つけた。なんとそいつはアンドロイドで、しかも精子がないと動けなくなるからといきなりしゃぶられて――。
「人魚は絶頂する時、真珠の涙を流すのよ」何処のと或る古物店には、本日も妖しいお客が1人。艶笑浮かべ女が差し出したのは…。絶海の孤島――そこは毎夜、男たちが欲望を満たさんと集う、人魚を抱ける島。その島で、天真爛漫な人魚の燐は思いを寄せた財閥の御曹司に水揚げされることを夢見ていた。念願叶い迎えた初夜…愛する男の腕の中で燐は絶頂に涙を流す。しかし、美しい真珠は人を狂わすには十分な代物で…。褥に渦巻く金と欲望。汚された純真は果たして…!?
「果汁のような体液、舐めると中毒になりますよ?」淫と死の香りを纏う美しい果実双子は、醜い人間の性欲に触れ、狂い始める―― …果実のみを食べて生きる双子・藍と桂は、微笑めば甘い香りが漂い、体液は果汁そのもの。そして、その血を飲み過ぎれば中毒死する。その特異体質ゆえに、商売道具として十七年の歳月を生きてきた。そんなある日、「二人で子供を作れ。さすれば生涯安泰だ」と育ての親に命令される。そんなことをしたら、姉弟の関係が穢れてしまう… しかし、卑しい客の注文によって藍の痴態を見た桂は、劣情を抱いてしまい――…