いつからか「しにたさ」を抱えた秋。その周りにはずっと変わらずにいる朔、しにたいと言ってたらできたセックスする友達、フラットに接してくれる定時制高校の先生がいて―――。 生理前の「しにたさ」をアイデンティティだと思いこん込んでいた女の子が、図らずも薬で症状がおさまってしまい、「しにたさ」で誤魔化していた感情に向き合う話。
望んで手に入れた生活と、そこから知らず知らずのうちにこぼれ落ちたもの。(ビッグコミックオリジナル増刊2021年1月増刊号)