なけなしの100万を競馬ですり、絶望する主人公。 結婚する友達の飲み代すら出せない。仕事もうまくいかない。夢もない。 生きてるだけでお金がかかる世の中。餓死するレベルではないものの、決して贅沢はできない貧困と隣合わせの人は多いみたいですね。 主人公はひょんなことから知り合った男性二人(同じく金がほしい)と知恵を出し合い、効率よくお金が稼げる方法を模索する。 それでまず、タケノコ掘りに行くことになるのがいい。アナログだなー。自分もやってみたい。 しっかりしてそうでどこか抜けてる3人組の人生は好転するのか?
観測隊って何する人か細かいことは知らないけどなんかペンギンとかオーロラとかロマンあるよね〜てなことを考える人は多いのでは。 著者の秀良子先生が打ち合わせで南極観測隊に興味があると話したところ、なんと小学館の社員に経験者が…!そんなことあるのかと思ったら本当だった! その詳細が実に面白い。 募集要項はPC作業ができればOKくらいの感じだったのに、実際は山岳のプロ並みの経験が必要だった。にもかかわらず、採用。さすが小学館ですね。 オーロラが出すぎて飽きるとか、季節を意識するためにお花見したり鯉のぼり飾ったりという話がリアル。1年という期限付きなら、行ってみたいと思いますよね。 (お給料どのくらいもらえるのかなー…)
朝食をテーマにエッセイを連載しましょう!と編集さんに提案され、ほぼ自腹で日本各地や海外に行って朝食を食べる様子がおもしろ美味しそうに描かれています。普段は〆切に追われヘトヘトな秀良子先生の絶品朝食を食べた時のテンションの上がり方がすごく好きです。ご飯を美味しそうに食べる人はどんな魅力にも勝りますね。ちなみに名古屋編でねむようこ先生が、ハワイ編でヤマシタトモコ先生が登場されるので、グルメと旅だけでなく漫画家さん好きも要チェックな一冊でした。
表題作「みえちゃんち」は半自伝的ショートストーリーなのですが、自分の子供時代をとても優しい視点で描かれていて素敵だと思いました。どんな大人もみんな子供だったという当たり前だけど忘れがちなことに気づかされました。毎話8Pながら読み応えがあります。他の短編も細やかなキャラクター描写が魅力的です。ファンタジー要素もありつつ思春期の女の子のこじれた青春を描いた「早春狂想曲」が特に好きでした。どの作品もオチが秀逸なので読後の満足度が高かったです。
なけなしの100万を競馬ですり、絶望する主人公。 結婚する友達の飲み代すら出せない。仕事もうまくいかない。夢もない。 生きてるだけでお金がかかる世の中。餓死するレベルではないものの、決して贅沢はできない貧困と隣合わせの人は多いみたいですね。 主人公はひょんなことから知り合った男性二人(同じく金がほしい)と知恵を出し合い、効率よくお金が稼げる方法を模索する。 それでまず、タケノコ掘りに行くことになるのがいい。アナログだなー。自分もやってみたい。 しっかりしてそうでどこか抜けてる3人組の人生は好転するのか?