舞台は軽井沢、欲望渦巻くかの地での事件に、名探偵浅見光彦が挑む! [軽井沢殺人事件]「ホトケノオデコ」という謎のメッセージを残して死んだ男の捜査のため、浅見は兄の特命を受け軽井沢へ! そこで待ち受ける政財界の闇の権力者の正体とは――!? [ぼくが探偵だった夏]名探偵浅見光彦が小学生の時に出会った最初の事件! 浅見は友達とともに、失踪事件のあった森に入ることになり――? 若き日の「信濃のコロンボ」こと、竹村刑事も登場! [長野殺人事件]税金事務所で働く直子は、催促のため訪ねた男にある書類を渡され――? 預かった書類は何人もの人生を狂わせていくのだった!
「皇女の霊柩」東京・品川の閑静な住宅で、木曽・妻籠出身の女性が殺された。事件を追い木曽へ向かった名探偵・浅見光彦が馬籠で出会ったのは、ほぼ日を同じくして殺された東京出身の女性。ふたつの殺人をつなぐ鍵は、悲劇の皇女和宮にあり……!? ほか「北の街殺人事件」「薔薇の殺人」を含む、光彦の名推理が冴えわたる謎解き旅情、全3編を収録!!
「恐山殺人事件」音楽講師の杉山博之が自宅で殺される。その死を、恐山のイタコである祖母のサキが予言していた。まもなく杉山の知人である作曲家の高川が変死する。ふたりはともに「北から来る男」に怯えていたという。謎を解き明かそうとサキに会うため光彦は青森に飛ぶが、サキも恐山の谷に突き落とされて亡くなってしまい……!? ほか「鳥取雛送り殺人事件」「佐用姫伝説殺人事件」の全3編を収録!!
「歌枕殺人事件」浅見家恒例のカルタ大会で出会ったカルタ大会の女王・朝倉理絵。明るく社交的な彼女だが、父親を殺されたつらい過去を持っていた。その事件が迷宮入りになりそうだと聞いた光彦は、一緒に現場にいこうと理絵を誘い……!? ほか「美濃路殺人事件」も同時収録!!