不倫サレる妻たち。知らなければ幸せでいられた――? 佐藤なつきと瀬川さやかは高校の同級生で今は2人とも既婚者。夫・コウヘイに異性の影を感じたなつきは、さやかに相談するが――。恋、家庭、仕事、奪われる痛みの先にあるものは?
不倫をサレて離婚した「すず」には同棲中の新しい恋人「宗一」がいる。宗一との関係は良好だが、彼に対してどうしても踏み込めない領域があった。それは、定期的に会っている元妻との娘「果音」の存在。一方で、不倫をシタ結果、離婚となった宋一の元妻「実奈子」は元夫の事が忘れられず、娘を口実に距離を縮めてゆき――。離婚を経験した男女の恋と葛藤を描く、痛みの物語。
離婚をするのはもちろん大変。けれど、離婚したあともとっても大変!? pixivで話題を呼んだ「不倫サレ日記。」の後日譚! 夫の不倫を知って離婚を決意したあめ子は、証拠集めや修羅場を経て、ようやく独り身に。これでスッキリ! 人生再スタート! と、思いきや…。友人関係・保険の後処理・2ヶ月目の孤独などなど、まだまだ元夫の呪いは解けず…。絶望から立ち上がる不倫サレ妻の日々を綴る、赤裸々エッセイ!
もし最愛の夫に不倫されたとき、あなたならどうしますか? まず証拠集め? 関係を修復しようとする? 弁護士に相談する? それとも……。ネットで話題沸騰の本作に、描きおろし「遺書として。」を加え、豪華大ボリュームの単行本化。日常が崩壊する絶望をつづった、著者渾身の実録ノンフィクション。
※ネタバレを含むクチコミです。
男目線で、まず読んで思ったのが、息を吸うように不倫するなぁってこと。 普通、もっと罪悪感とか、後ろめたさとかあるもんじゃないのか?と思っていましたが・・・逆にこれがリアルなのか?と一周まわって納得してしまいました。 原作者が「不倫サレ日記」など実録エッセイを描かれた方なので、説得力マシマシなのも理由かもです。 内容としては、幼馴染2人の既婚女性を中心とした物語。 高校時代は、流行り物が大好きで同級生のなかでも中心人物だったが、今は専業主婦で家庭を大事にする「なつき」 二人目は、その友人でキャリア志向でバリバリと働く「さやか」 一見、家庭に仕事にと順風満帆な二人だが、すべからく夫が不倫しているという状況。 なつきに至っては、高校時代の同級生が、その相手という地獄絵図。 なんという泥沼。 不倫している二人の夫も、それぞれ理由が異なる。 専業主婦なつきの夫は、妻や子供、家庭のために、自分を犠牲にしてきたことに疲れ、ありのままの自分を認めてくれる相手に走る感じ。 バリキャリさやかの夫は、いわばリア充モテ男のゲーム感覚で不倫している感じ。 理由は、それぞれですが、嘘をつき相手を裏切る行為が平然とできる神経は、純粋に胸糞悪いですね。 表面上は、奥さん側に何か落ち度があるわけでもない(もしくは何も知らない状態)のが、より悲哀を加速させてくれます。 何も知らない子供が一番可愛そうです。 こういう人間は、結局、誰であろうと同じことするんじゃないかとか思ってしまう。 今は不倫相手に優しくても、一緒になれば、また別の相手に逃げるんだろうと。繰り返しますよ、根っこが同じなんで。 最新刊では、何事もなかったかのようにそれぞれの家庭へ戻ろうとしますが、自分のなかで、こんだけヘイトが溜まっているので、なんとなく、不倫相手からの報復展開を期待しちゃってます。
最初から通してずっと読んでいますが、人によっては本当に不快になるんじゃないかなぁと思っています。 まず登場人物が全員、何かを抱えていて、しかも筋の通らないことを平気でやったりしています。 しかし現実でも人間と言うものはそういうものなのかもしれません。
※ネタバレを含むクチコミです。