夏がくる。忘れられない夏がくる。幼少時代に出逢った大切な“友達”の存在を忘れられないまま高校生活を送っていた稀湖。そんな稀湖の前に転校生・海遥が現れた事により稀湖の止まっていた時間は動き出す。
季節が巡り 春が来た。春…それは出逢いの季節。時として、最愛の人との別れの季節。小さな頃から共に成長してきた桜の木。そんな穏やかな日々にも、終わりは訪れる。
毎年 雪が降ると思い出す。君は今どこにいるのだろうか――――… それは子供のころ大雪の日に現れた小さな男の子との、少し不思議な思い出…
一緒に暮らしていた恋人から別れを告げられた七瀬朝陽(ななせあさひ)は、その恋人から届いた手紙をまだ開封できずにいた…。もうすぐ卒業という時期、恋人のことを考えながら歩いていた朝陽は、手のひらサイズの少女を踏んでしまった!? 少女が伝えたかったこととは…。