美少女いっぱいがコンセプト(だと思う)なコミックハイ!の中ではダーク寄りの作品。 美少女は出てくる。なんだったら全裸だ。でも返り血で血塗れだぜ、という感じの本作は、人間たちが監視社会で管理されて健康状態で価値が変わるというキズナトピアという街が舞台となっている。 キズナトピアでは地警と言われる警察的な機関があり、圧倒的な権力を持っている(?)のだが一方ではヤクザと手を組んでいて健康状態の良好な少女を捕まえて売り物にするようなシーンが日常的に在る。 そんな地警を狩るという「魔女」と呼ばれるものがいる、魔女ってなんだ?みたいなところを探るのが序盤、後半はネタバレになるのであまり言わないけど意外とメタ的な展開が続き、最終的にはちょっとむずかしい方向に進んでいく。 商用としてはちょっぴり物足りない感が残るかなぁ
電車が通過するのを待つ間。降りた遮断機がまた開くまでの間。 一瞬のような、時が止まったような、限られた時間を切りとった短い日常漫画です。 踏切を待つ間だけ妙にセクシーな同級生をじっと見つめられたり、隣に立っているのにSNSで会話したり、閉じた遮断機から想像を膨らましポエムをしたためたり…短い短い間で、登場人物たちは物語をちゃんと動かしていくのです。なんもしないでボーッとしているように見えても、心のうちは目まぐるしく動いています。 もうちょっと長かったら間延びしちゃうかもしれない、もうちょっと短かったら物足りないかもしれない。踏切が開くのを待つくらいがちょうどいい。 学生の日常を切り取るのにちょうどいい「踏切時間」という題材を見つけた作者の発想か何よりも素晴らしいです。天才の所業。 ホラーテイストだったり甘酸っぱかったり、でも最後はコミカルでほのぼの終わるのがとても心地よいのです。踏切以外の瞬間も知りたくなっちゃうけど、その距離感がまた良いのです!
誰しも生きているうちに哲学に興味を持つことはあると思うが、これには危険もあって、周りが何も考えていないバカに思えたり、自分の悩みが哲学者のそれと同レベルだと勘違いしたり、知識量でマウントを取るようになったり、詭弁で論破とかしちゃったりする。そういう典型的に自己愛をこじらせた詭弁くんが、割と全部持ってる哲学さんとの対話によって開かれていく感じがよかった。やはり圧倒的な存在の前で自分の小ささを認めることが大事。 しかし「だーれだ?」の流れで「本質的に我々はなにもーのだ?」なんて言われたら一発で好きになっちゃうね。
美少女いっぱいがコンセプト(だと思う)なコミックハイ!の中ではダーク寄りの作品。 美少女は出てくる。なんだったら全裸だ。でも返り血で血塗れだぜ、という感じの本作は、人間たちが監視社会で管理されて健康状態で価値が変わるというキズナトピアという街が舞台となっている。 キズナトピアでは地警と言われる警察的な機関があり、圧倒的な権力を持っている(?)のだが一方ではヤクザと手を組んでいて健康状態の良好な少女を捕まえて売り物にするようなシーンが日常的に在る。 そんな地警を狩るという「魔女」と呼ばれるものがいる、魔女ってなんだ?みたいなところを探るのが序盤、後半はネタバレになるのであまり言わないけど意外とメタ的な展開が続き、最終的にはちょっとむずかしい方向に進んでいく。 商用としてはちょっぴり物足りない感が残るかなぁ