老人ホームは戦場だ。いのちだいじに介護コメディ、開幕!!! かつて魔王を倒した冒険者たち――彼らは加齢とともに迷惑老人へと成り果てていた。ヘタなクエストより困難なファンタジー老人介護の最前線!
10Pの短編マンガがパッと楽しめるコーナー、作家の個性とアイディアが迸るショートショート部門!和服の着付けが得意なJK田内梢に、夏祭りを前に浴衣の着付け依頼が殺到☆難しい着付けに挫けがちな級友へのアドバイスは……。
転生少女、魔法もサバイバルも修行中!自由気ままな生き方を目指して一歩一歩前へ! 疲れやすい体質に悩まされてきた一ノ蔵更紗。「魔力が必要な体質」と判明した彼女は、女神によって異世界トリルガイアに転生させられることに。10歳の肉体に若返り、虚弱体質をも克服! しかし飛ばされた先は魔物だらけの山で、うかつに外も歩けない!? 不自由だった現世から、希望溢れる新しい人生へ! 自立志向の異世界スローライフ!※巻末にebookjapan限定特典イラストを収録
全然やる気のない恋のキューピッド・ニナが、ライフル銃で「恋の矢」を超テキトーに撃ちまくり。アンチ社畜な恋愛コメディ! 恋愛相談アプリに恋の悩みを書き込むと、なんとホントに恋の天使(キューピッド)がやって来た! 「迷える小羊に手を差し伸べるのが天使の使命」といちおうは言うものの、スナイパーライフル片手に現れたその天使・ニナは、実は全然まったくこれっぽっちも仕事をやる気がないヒトであった…。「自分、シゴトにやりがいとか感じてないんで」という彼女は、「できれば働きたくない。でもこのご時世、職がないのもアレなんで」と言い、ただ単に「便利だしFPSゲーム好きなんで」と、「恋の矢」の代わりに、狙撃銃を使って依頼人の想い人をガツーンと適当に狙撃すると、実にあっさり何の躊躇いもなく「定時なんで」と帰ってゆくのであった! 仕事やら学校やら友達やら恋愛やら、ホントは面倒くさくない? てか早く帰ってゲームしてたくない? そんなあなたの「真実の心」に突き刺さるヴィヴィッドな新型ラブコメです!
かつて魔王との死闘を繰り広げた歴戦の勇者たち。その死闘から数十年、彼らも加齢という敵には抗うことができず、平和になった世の中でひっそりと余生を過ごしていた。そんな余生を過ごす家、特別養護老人ホーム「ばるはら荘」。 そこに職員として紛れ込んだ魔王の孫娘・マリー。彼女の目的は祖父の復讐、つまり年老いた勇者たちに自らの手で仇を打つこと。しかし彼女は知らなかった。勇者たちは年齢を重ねても現役時代と同様の魔力・戦闘力を保っていること、そしてそれにも拘らず、すでにボケが始まっていて時折能力を不用意に暴走させてしまうことを… という、剣と魔法の世界×老人ホームという異色の組み合わせの作品。ファンタジーの雰囲気を保ちながら実際にやってることは老人介護というアンバランスさ、そして勇者たちを介護するために集められた超有能な職員たちと、その辺の事情を全く知らずにノコノコと介護の現場という"戦場"に足を踏み入れてしまったマリーの振り回されっぷりがクセになる。現段階でもすごく面白いけど、今後の展開の仕方、それとマンガ読みの間での認知のされ方次第では「ダンジョン飯」になるポテンシャルを秘めている、そんな作品だと思ってます。 …というのが、この作品をファンタジーもしくはコメディとして見たときの感想。それに加えて私個人としては"介護を描く作品"としても非常に注目しています。 作品全体としては介護の対象が勇者たちなだけあって"異世界モノ"特有のフィクション性の高い設定も数多く見られますが、入居者に対する個々の介護の様子を見てみると、現実の介護にも当てはめられるような描写も多く見受けられます。 現実世界では"介護"もしくは"介護士"というと非常に厳しい環境に置かれており、半ば社会問題となりつつあるように思います。そんな介護の現場をリアルに描こうとすると、社会性が高くなる他方でエンタメ性を保てなくなり、敷居の高い作品となってしまうのではないでしょうか。 そんな中でこの作品は、ファンタジーとして作品のエンタメ性を確保しつつ、いずれは誰もが接することになるであろう"介護"という存在をよりポップに読者に伝える、そんな意図も隠されてるのでは、というの深読みしすぎでしょうか? いずれにせよ、コメディとしての面白さもあり、介護というものに気軽に触れることもでき、読んでいていろんなものを得られる作品であることは間違いないです。 1巻まで読了
かつて魔王との死闘を繰り広げた歴戦の勇者たち。その死闘から数十年、彼らも加齢という敵には抗うことができず、平和になった世の中でひっそりと余生を過ごしていた。そんな余生を過ごす家、特別養護老人ホーム「ばるはら荘」。 そこに職員として紛れ込んだ魔王の孫娘・マリー。彼女の目的は祖父の復讐、つまり年老いた勇者たちに自らの手で仇を打つこと。しかし彼女は知らなかった。勇者たちは年齢を重ねても現役時代と同様の魔力・戦闘力を保っていること、そしてそれにも拘らず、すでにボケが始まっていて時折能力を不用意に暴走させてしまうことを… という、剣と魔法の世界×老人ホームという異色の組み合わせの作品。ファンタジーの雰囲気を保ちながら実際にやってることは老人介護というアンバランスさ、そして勇者たちを介護するために集められた超有能な職員たちと、その辺の事情を全く知らずにノコノコと介護の現場という"戦場"に足を踏み入れてしまったマリーの振り回されっぷりがクセになる。現段階でもすごく面白いけど、今後の展開の仕方、それとマンガ読みの間での認知のされ方次第では「ダンジョン飯」になるポテンシャルを秘めている、そんな作品だと思ってます。 …というのが、この作品をファンタジーもしくはコメディとして見たときの感想。それに加えて私個人としては"介護を描く作品"としても非常に注目しています。 作品全体としては介護の対象が勇者たちなだけあって"異世界モノ"特有のフィクション性の高い設定も数多く見られますが、入居者に対する個々の介護の様子を見てみると、現実の介護にも当てはめられるような描写も多く見受けられます。 現実世界では"介護"もしくは"介護士"というと非常に厳しい環境に置かれており、半ば社会問題となりつつあるように思います。そんな介護の現場をリアルに描こうとすると、社会性が高くなる他方でエンタメ性を保てなくなり、敷居の高い作品となってしまうのではないでしょうか。 そんな中でこの作品は、ファンタジーとして作品のエンタメ性を確保しつつ、いずれは誰もが接することになるであろう"介護"という存在をよりポップに読者に伝える、そんな意図も隠されてるのでは、というの深読みしすぎでしょうか? いずれにせよ、コメディとしての面白さもあり、介護というものに気軽に触れることもでき、読んでいていろんなものを得られる作品であることは間違いないです。 1巻まで読了