「長く愛されるものには理由がある」……都心から少し離れた緑の多い街。その小高い丘にある大学・私立青葉学院大学。そこにイギリス文学とイギリスのお菓子を愛する教授がいた。その名は雨宮誠。たまに遊びにくる姪のサヤとともに、小腹が空く午後3時、今日はどんなお菓子を作ろうか?
これは世界で一番小さな猫と男子高校生の、ちょっと不思議な心温まるお話。高校1年生の奏くんのもとに手のひらに乗るサイズの幻の猫「手のひらねこ」が現れた。気に入ると棲みついてくれるというのだが……!? 『向ヒ兎堂日記』『午後3時 雨宮教授のお茶の時間』の鷹野久、最新作。
友禅染めの世界で“色”に迷って—— 実力派が描く、彷徨の果ての幻想浪漫!!(ヤングキング2023年24号)
優等生・東郷茜は実は極道の娘だがそれを隠して孤独な高校生活を送っていたが、クラスメイトのヤンキー・武藤と知り合い変わっていく!? 鷹野久のデビュー作! 「午後3時雨宮教授のお茶の時間」1巻(新潮社)と同日発売!
「向ヒ兎堂日記」の鷹野久、最新作は“兎”が“狼”を支配する世界―――この塔のような国は、上階の1番街から13番街は兎が住み、それより下の階層には虐げられた狼が住んでいる。フロアは下へ行くほど治安も暮らしも悪くなり…そして…!? 圧倒的世界観で描く新感覚ファンタジー、待望の第1巻!
心に傷を抱える少女がふと立ち寄った骨董屋。中にはしゃべる猫のぼんてんと店主が…人と猫の絆をつなぐちょっと不思議な物語!
時は明治、文明開化華やかなりし頃……時代に逆行して妖怪関係の書物を隠れて収集する不思議な貸本屋があった。その名も向ヒ兎堂。世の中は、妖怪関連すべてを取り締まる『違式怪異条例』が施行され、妖怪を消そうと巡査達が動き出す……。そんな中、妖怪が見えてさわれてしまう本屋の主人・兎崎伊織は、猫又の銀、化狸の千代ら仲間達とともに、妖怪の悩み相談所を開くことに……。実力派新鋭が贈る明治妖怪奇譚、第一巻。