雑誌に載っていたのを見つけて読んでみた。主人公がとにかく欲に真っ直ぐ生きる話です。「ぶっぱなす!!」が最高です。
最初はなんてチープな設定・世界観だと正直思ってしまった。 画力が高くてそことのギャップがたしかに「僕たちがやりました」と同じように謎の違和感として残っちゃっていたから。 (「僕たちがやりました」disではない) でもジャガーンはそんなことどうでもよくなる。なぜなら外角高めのゆるめなカーブ、強打者には待ってましたと言わんばかりに良いコースに放ってくるんだ。 ぶっぱなす・ぶっとんでる・ぶっころす+SEXYと来たらトリップするのには十分な土台、難しいことは考えずにこの上質な画力でジャガーンの世界にどっぷりハマろう。 次巻(14)最終巻が楽しみである。
※ネタバレを含むクチコミです。
退屈な日常に飽きて、非日常を望むのだけれど、非日常が訪れたら訪れたで結局、日常を取り戻すために戦うというありがちなコンセプトなんだけど、新しいような気がするのは、怪人のネーミングセンスと現代社会の闇の部分を怪人化する、という形で書いてるからなのかね。
原作は「僕たちがやりました」の金城宗幸。作画は「アイアムアヒーロー in NAGASAKI」のにしだけんすけが担当している。2人の良さが出ているマンガ。 僕は壊人に自分の中の嫌な部分や、街中で見かける迷惑な人の姿を投影して読んでいる。そんな壊人たちが蛇ヶ崎のジャガンで盛大にぶっ放される瞬間、カタルシスを感じる。
キチガエルに寄生された人間は抑圧された願望のままに暴れる壊人になってしまう。主人公の蛇ヶ崎晋太郎もキチガエルに寄生され、ムカつくやつらを「ぶっぱなしたい(銃で撃ち殺したい)」という願望から、右手から幽白の浦飯やコブラのようなビームを撃てるようになる。 普通の人間に戻るため、壊人を殺し、相棒のフクロウ毒山田惨死郎にキチガエルを食わせるために戦うマンガ。 壊人の造形はかさぶたが折り重なったような物質で構成されていて結構気持ち悪いんだが、そういう壊人同士が戦うバトルは激しくて見応えがある。金城宗幸らしい人間の薄暗い感情みたいなものが壊人の武器やフォルムに影響されておりダークさを際立たせていて良い
雑誌に載っていたのを見つけて読んでみた。主人公がとにかく欲に真っ直ぐ生きる話です。「ぶっぱなす!!」が最高です。