一九九X年、幕張のコミケ会場が何者かに爆破された。そして二〇XX年、紙の本の激減は、「書店法」に管理された巨大書店の独占やそれに対するテロ攻撃など、本をめぐる犯罪の増加を招いていた。凶悪化する書店犯罪を防ぐべく、武器の携行を許可された書店管理官、紙魚図青春(しみず・せいしゅん)の活躍を描く、星雲賞受賞のSFハードボイルドギャグコミック。
二〇XX年、活字文化は衰退の一途をたどり、わずかに残った書店さえ廃業に追い込まれつつあった。情報ネットワークを運営する企業、調和社はこれに乗じて、あらゆる書籍を情報として独占することをもくろんでいた。愛する一軒家の書店を守るため、巨大勢力に立ち向かう書店管理官の運命は? 『DAI-HONYA』続篇。