・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 登場人物のコージとアキラの関係性も面白いし、飯はうまそうだし良い漫画だった。ただ自分がトレーニングをしているせいか、ガタイの良さに目がいってしまった。作中ではそんなに運動していない感じだったが実際あの体つきを作るのは生半可なトレーニングと食事量ではまず無理だろう。 スクワットのマックスを200kgとかでセットを組んでていそうなレベルだ ・特に好きなところは? アキラのリアルな首の太さから肩幅、上腕の太さ、うっすら脂肪がのっている体の表現のバランスがすごい。コージの首周り、胸板、腹部はベンチプレスをメインにやってる人の感じが出ていた ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 人に勧められて読んだが予想以上に面白かったな。私の感想は気にせず他の人の感想を見た方がいいと思います
コージとアキラは友達同士。コロナ禍で外出もままならないので在宅勤務で料理上手なコージの家にアキラが遊びに行くのが毎回のスタイルです。作者さんが後書きで「何も起こらない日常の話を描いてみたいと思って始めた」と語られていましたが、淡々とした描写がとても心落ち着くので連載中から更新を楽しみにしていました。でも友達として一緒に過ごしている中でだんだんと相手のことを恋愛対象として気になっていく場面ではいつもキュンとするし、ゲリラ豪雨でびしょ濡れになって彼のTシャツを借りるサービスシーンなんかもあるし、主張し過ぎないけど実は盛りだくさんな漫画なところが私は好きです。
田亀源五郎さんの新作は、男性同士の友達以上恋人未満の関係性とグルメマンガとしてのふたつの軸を楽しめる一粒で二度美味しい作品です。 読切で描かれたお話が連載化された作品ですが、それもそのはずでメインキャラクターのふたり、アキラとコージの息衝きが非常にヴィヴィッドです。あとがきで田亀さん自身が「お、こいつらよく動くぞ」と語っていますが、本作はこのふたりの掛け合いだけでも十二分に成立しています。1巻完結ではありますが、何ならこの後もずっと追っていたいほどの良き存在感があります。 アキラは営業職で、食べる方の専門。 コージは在宅のフリーランスで、世界各国のさまざまな料理に精通している料理上手。 気心の知れた友人同士であるふたりですが、コージの卓越した調理技術によってアキラは次第に胃袋を掴まれていきます。恋愛において、料理ができるというのは本当に強いアドバンテージだなと思います。側から見ている私ですら、コージの作る料理はとても美味しそうで食べてみたくなります。逆に、アキラが美味しそうに食べてくれるのがとても喜ばしいコージの気持ちも伝わってきます。 中には、コージがアキラの手料理を食べてみたいと簡単なレシピを教えて作らせるお話も。「シンガポールチキンライス」はお手軽で美味しそうなので、その内作ってみたいです。 個人的には、初めてギリシャに行った時に食べてとても美味しく思い出に残っているものの日本ではなかなか食べられない「ムサカ 」が、作中にガッツリと登場して嬉しかったです。自分ではあの味を上手く再現できないのですが、ギリシャ名産のミソスビールと併せてまた味わいたいものです。 食というのはひとつの生活の中心なので、その時間を笑顔で幸せに過ごせる相手というのは理想だと思います。美味しい料理を作ったのにアキラが目の前におらず思わず食べたときの反応を想い描くコージや、逆に持っていく食材があればコージの所へ行けるのにと考えるアキラの通じ具合が良いです。日々の逢瀬に始まり映像作品を一緒に観たり、デートをしたり、男性同士が心を通わせ合って行く作品として細かいシーンの積み重ねで想いが募り行く構成が堪りません。 単行本ではふたりの出逢いのエピソードが描き下ろされていますが、お互いがお互いのどんなところに興味を持ち、そして惹かれて行ったのかが解る内容で非常に良かったです。連載を楽しんで追っていた方は必読でしょう(加えて、裏表紙もかわいいです)。 なお、本作は意識的にコロナ禍下の日常であることが強調されて描かれています。ウクライナ情勢に言及するシーンもあり、そうした中でのふたりの関係性を描いており正に「今」を切り取った作品でもあります。それ故に、ふたりの存在感のリアルさもまた重みを増しています。根幹にあるものは変わらなくても、時代の変化にしっかりとアジャストしていく田亀源五郎さんの物語作りの真摯さを感じるところです。 一冊で一旦の完結を見ていますが、最初にも述べた通りこの続きにあるであろうふたりの平和で尊い日常をまだまだ追って見ていたくなる、そんな作品です。
とにかく読んでくれ! https://comic-action.com/episode/3270296674366210155
父子家庭の弥一と夏菜の元に、カナダから弥一の双子の弟の涼二と結婚したマイクが訪ねてくる。 弥一は、マイクが夏菜に親戚のおじさんと自己紹介したことに違和感を感じる。それは、涼二から以前にゲイだと告白されていた時から心のどこかに引っ掛かりを感じ、カナダに行ってしまった弟と疎遠になったことの原因でもある。 しかし、3週間マイクとの生活を続けていく中で、周りの声や反応、日本でのゲイという存在に対する見えない差別を感じ、自分自身も同じく差別していたことに気付く。 娘の夏菜は、友達にカナダ人のおじさんがいることを自慢し紹介したいが、友人の家族が悪影響を及ぼすという理由でドタキャンされる。 子どもの素直な感覚と、大人の世間体を気にする感覚のズレも、よく描かれている。 ゲイの人への差別、カミングアウトのタイミング、大人のいらない噂話、まだまだ見えないところではびこっている社会に、人間としての家族としての大切なものを教えてくれるとても素敵な作品です。
すごい色々な視点で描かれていて、ストーリーも普通に良かったし勉強にもなりました。 実際に自分の兄弟姉妹が同性婚した、ないしはカミングアウトしてくれたとして、その事実をどう解釈するのかなーと思いましたが、やっぱり本人が幸せだったらなんでもいいんじゃないかなと考えたりしました。 複雑なようでとてもシンプルで、「愛」と「世間体」と「親」「家族」をテーマとしたいい作品でした。 正直、最初は面白半分で(というか下世話な興味で)1巻無料の時に読んだんですが、すごく真剣なマンガだったなぁ
読みやすく良い漫画。 なかなかこういう話を表現して漫画にするのは難しそうな気がします。 LGBTの話だけど一人の人間のドラマとして読んでほしいですね…。 ゲイのキャラに対して娘はなんの偏見もなく接するんですけど、子どもから大人の過程で人間いつから偏見とか嫌悪を持ち始めるんでしょうか。
同性愛がテーマの爽やかな漫画です!
開幕からいきなり心を抉ってくる展開。モノローグ、表情、マンガ的な表現、様々な方法で登場人物の心情が描かれる。同性愛というものがテーマにあることは間違いないんだけど、それ以上に"普通の高校生の恋愛マンガ"が描かれているという印象を受けた。 気になっているのは、「弟の夫」では見られたゲイカルチャー然とした男性のイラスト表現があまり見られなかったこと。田亀さんが意図してそう描かれてるのかは分からないけど、「弟の夫」より更に一般層向けを意識してるのかなと感じた。 1巻まで読了。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 登場人物のコージとアキラの関係性も面白いし、飯はうまそうだし良い漫画だった。ただ自分がトレーニングをしているせいか、ガタイの良さに目がいってしまった。作中ではそんなに運動していない感じだったが実際あの体つきを作るのは生半可なトレーニングと食事量ではまず無理だろう。 スクワットのマックスを200kgとかでセットを組んでていそうなレベルだ ・特に好きなところは? アキラのリアルな首の太さから肩幅、上腕の太さ、うっすら脂肪がのっている体の表現のバランスがすごい。コージの首周り、胸板、腹部はベンチプレスをメインにやってる人の感じが出ていた ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 人に勧められて読んだが予想以上に面白かったな。私の感想は気にせず他の人の感想を見た方がいいと思います