紅葉と楓は小学生の頃からの幼なじみ。一見正反対の2人だったが、性格的に気が合って高校生になった今でも一緒にいる。高1の時、紅葉は怪我でずっとやっていた野球を辞めることになり、楓の影響でベースを始める。その練習にも楓は付き合ってくれていたが、最近様子がおかしい。あんなに好きだった甘いものを「好きじゃない」と言うし、微妙に避けられている気が…。どうすれば元に戻れるかわからず悩む紅葉は――。幼なじみの青春ラブ!!
「満月の夜は本能的なこと我慢できない」下僕のはずの狼男が血に濡れた口元に興奮して――!? 半吸血鬼のレイは、定期的に人間の血液が必要になるため夜の街に『狩り』に出かける。そんなレイの用心棒兼使用人は狼男の末裔・ジャック。レイの吸血している姿…美しさにひと目惚れしたジャックの猛アピールで始まった『主人と下僕』関係だが、その駄犬ぷりに主人のレイが世話をやくこともしばしば。だけど、どこか危ういレイをジャックは一途に想っていて…。年下ワンコ攻めの異種族ラブ!
成績優秀、眉目秀麗、運動神経抜群…そんな完璧な男、萩七月の唯一の弱点は…激しい運動を長時間できない虚弱体質。いつも体育の時間に、クラスメイトに応援されて頑張るのだけれど、最後までプレイできずに途中で倒れてしまう。そんな萩を保健室へと毎回運んでくれる、とても暖かくて広い背中と、優しく励ます心地よい低い「声」の男の人。正体不明の優しい彼を、密かに思い始めている自分に気付くのだけど…あの「声」の人は一体だれ?