製紙会社で秘書を務めるエリザベスの新しいボスは有名な企業買収家。しかし上司としての評判は最悪。昇級の直談判を試みたもののすげなく却下。毒づくエリザベスだったが、帰り道で事故にあい途方に暮れる彼を見かけ、思わず声をかけてしまう。以来ふたりの距離は一気に縮まった。エリザベスがシングルマザーと知った彼は、彼女のために手を尽くし、部下たちの信頼を獲得していく。しかしエリザベスは知らなかった。その裏で会社の売却計画が進められていることを…。
毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「幻のフィアンセ」「失われた夜に」「愛なき子爵と床磨きの娘」「最高の恋人候補」「いとしの王子様」「花嫁に選ばれた灰かぶり(お試し版)」の6話をまとめて収録。
記憶喪失になりロンドンから遠く離れた片田舎のパブで働いていたロージー。店に立ち寄った夫トーマスと、偶然の再会を果たすが過去のことは何も思い出せなかった。200年の歴史をもつコリアー石鹸CEOだという彼は魅力的でやさしい。 「君のことは僕が守る」という彼の言葉に心惹かれるが、過去を思い出そうとすると、なぜか不安な気持ちがよぎる。私は彼を愛していたの? 過去を思い出せないまま、私は目の前の彼にもう一度恋してしまっていいの──?
「あなたは彼と目がそっくりだわ」亡き母が遺した最期の言葉が、ロクシーの人生を変えようとしていた。遺品から母への大富豪の恋人からの手紙が見つかり、彼こそが自分の本当の父親らしいとわかったのだ。貧しいながらも幼い娘を女手ひとつで育てていたロクシーは、娘のためにマイクという弁護士を訪ねた。マイクは彼女に疑いの目を向けてくるばかりか、証拠が不十分だとつっぱねた。失意のあまりその場を飛び出そうとしたロクシーを、なぜかマイクが呼び止めて…!?
生真面目な秘書エマは、ある日、雇い主の孫息子ギデオンと出会う。ハンサムだが不遜な態度の彼に反発を感じてしまうエマだったが、彼のマンハッタン出張に同行することに! 突然の命令に驚きながらも、プライベートジェットや豪華なホテルのスイートルーム…初めて見る華やかな世界にエマは戸惑った。夢見がちなママを見てきた私は、夢物語に思いを馳せないと決めていたのに。けれど、どんな贅沢より何より、エマの心を揺さぶったのは、ギデオンの熱い眼差しで…!?