原作付きだから仕方がないのだけど、タイトルと気合の入りすぎた表紙で損してるのでは…。テンポも良くて気分もスッキリする、これほど良くできたコメディはそうそうないですよ。義理人情に厚いヤクザ・阿岐本組が倒産寸前の出版社を引き受けることになる、という導入から警察のマル暴との対決まで、文句のつけようがない面白さ。最初にヤクザ社会と出版社のギャップがあり、お互い良さと悪さを冷静に見つめ、やがてそれが融合していく爽快感。異文化衝突モノの転がし方を心得た構成です。また主人公の代貸・日村の描き方も素晴らしい。3つの面があるんですね。一つめは誰からも信頼される任侠の王道を行く男。2つめは場違いな職場で沈黙するしかない傍観者。そして3つめは組長の無茶振りや部下の不始末を、なんとか自分の力で解決しようとする中間管理職的な悩める男。カッコよくて人間味たっぷり。こんな魅力的な主人公だとお話しに引き込まれますね。
野球マンガ短編集。表紙からすでに熱くて濃い。そして登場人物みんな野球愛が凄まじい。それぞれが独特で、かつ、スカッとする終わり方が多くて良い。同著者の『ドカコック』っぽさを感じた。 個人的には、最初に読んだインパクトが大きかったせいもあるかもだけど「アスピリンをもう一度」が良かった。これぞプロ野球の要素の一つだろうなぁって思った。
※ネタバレを含むクチコミです。
プロ野球シーズン真っ只中ですが、巨人ファンの私は年2,3回東京ドームに行くことがあるんですが、球場で飲むビールは最高ですし、球場のメシってなんか美味そうなんです。祭りの屋台の豪華版みたいな。でも、多すぎてどれが美味しいか分からなくて、そんな頻繁に行くわけでもないので、失敗もしたくない・・・という方に是非読んでほしいです。球場ごとに何が名物かとかこの球場はビールが泡しか入ってないとか漫画で紹介してくれるので、とても分かりやすいです。しかも、やたら詳しい・・・。 広島、札幌みたいな地方の球場って行ってみたいけど、わざわざ金と時間をかけてまで・・って方にも是非読んでほしいです。とりあえず、来週東京ドームに行くので、これを読み返します!
このリズム…ランマーだ!!ってところ好きなんだよね ドカのソウルミュージックってところも
原作付きだから仕方がないのだけど、タイトルと気合の入りすぎた表紙で損してるのでは…。テンポも良くて気分もスッキリする、これほど良くできたコメディはそうそうないですよ。義理人情に厚いヤクザ・阿岐本組が倒産寸前の出版社を引き受けることになる、という導入から警察のマル暴との対決まで、文句のつけようがない面白さ。最初にヤクザ社会と出版社のギャップがあり、お互い良さと悪さを冷静に見つめ、やがてそれが融合していく爽快感。異文化衝突モノの転がし方を心得た構成です。また主人公の代貸・日村の描き方も素晴らしい。3つの面があるんですね。一つめは誰からも信頼される任侠の王道を行く男。2つめは場違いな職場で沈黙するしかない傍観者。そして3つめは組長の無茶振りや部下の不始末を、なんとか自分の力で解決しようとする中間管理職的な悩める男。カッコよくて人間味たっぷり。こんな魅力的な主人公だとお話しに引き込まれますね。