「真昼を抱いてよ夜空」過去のある事件をきっかけに壊れてしまった真昼によって、幼なじみの双子・朝日と夜空、三人だけの歪んだ世界が創られる。ところが真昼と関係を持った朝日が、夜空にも真昼を抱いてほしいと言い始めて!? とまどいながらも「朝日が…望むなら」と夜空に抱かれる健気な真昼。「こんな形で俺をみてほしくない」と思いながらも抱いてしまう夜空。そんな二人を見ることによって満足する朝日。過去のトラウマ、そして現実からも目を反らし続ける三人の歪んだ関係の行方は―――?
「中凄いトロトロになってきたケド…」汐の後ろを長い指でかきまわしながら、エノクに耳元でささやかれ、トロトロになった全身からは、どんどん力が抜けていき…。―「ずっと一緒にいたいカラ、貴方を離せナイ」サラリーマンの汐を、一日中片時も離さず溺愛する、イケメン外国人エノク。二人の出逢いは衝撃だった…。残業帰りの汐の前に現れた、血まみれの男それがエノク。…恐怖のあまり気絶した汐をお持ち帰りしたことから、二人の奇妙な同居生活が始まった!? スーツを着れば「どうして?」と黒い笑みを浮かべて「名前で呼んでくれマスよね?」と目が笑ってない笑顔で凄まれ、玄関からは出してもらえない! もしかして、もう外へは出られない!?