※ネタバレを含むクチコミです。
面白いよ、アラサーちゃん! アラサー女の本音が詰まりすぎてドロドロしすぎちゃってて、周りをけん制しつつも今後来るアラフォーに恐れを感じてる所もにじみ出ている。 いろんなキャラに「わかるわぁぁぁ!」となってしまうところが、この作品の面白いところ。 童貞さんや純粋さんが読んだら女性不信になってしまいそうなぐらい濃ゆい! 1コマ1コマが情報量多いんだけど面白くてサラーと読めちゃいます。
アラサーちゃんでおなじみ、峰なゆか氏の妊娠〜出産のエッセイ漫画。 2巻以降、育児編もあるのかわかりませんが、1巻だけでも読み応えがすごいです。 こういうテーマのエッセイ漫画って、妊娠を望んでる夫婦とか、妊娠中の人とか、もしくはそのパートナーとか、または妊娠出産経験者とか、そのへんの人がメインターゲットになるかと思うのですが、自分はそのどれにも当てはまらない読者で、そんなわたしでも面白い!と思えました。(笑える!という意味の面白い!とは違いますけど、作風を知ってる方にはわかると思いますが笑える面白さもあります。) クチコミタイトルにも書いたように、人間の体において、妊娠と出産はバグである。なぜこんなにも母子ともに死と隣り合わせなんだろう。なのに世間は妊婦に優しくない。シンプルに、怖いです。まあ、あらすじにあるように、リアルを知るという意味ではバイブルになるんだろうと思います。 妊娠出産育児エッセイ漫画が数ある中、この峰なゆか氏のエッセイにしかないものでいうと、なゆか氏のパートナー"チャラヒゲ"さんの存在です。この方、まさにファンタジーといっても過言ではないほどの理想的な存在です。妊娠中の描写はリアルだが、チャラヒゲ氏はファンタジー。どうやって生きてきたらそんな考え方・立ちふるまいができるんだろうか。巻末にチャラヒゲは架空と書いてますがなゆか氏のInstagram等を見る限り、チャラヒゲ氏は確かに"居ます"。
漫画家ならではだなと思ったのは、原稿明けにボロボロの体で食べたものの思い出を語っている作家さんの多いこと。 殆どがエッセイですが、スエカネクミコ先生は創作でした。 衝撃的だったのは峰なゆか先生の炭水化物愛。 役に立ったのは晴川シンタ先生の蟻塚と、釣巻和先生の心太アレンジレシピ。 エッセイとして面白かったのは、石黒正数先生のラ王と多田基生先生の普段の食事が粗末すぎて美味しいラーメン食べたら脳がバグっちゃった話。 酒、肉、麺ときたら次はなんだろう。 スイーツ?
※ネタバレを含むクチコミです。