物語の舞台は世界の果ての小さな村―――。その村では古くから、土地神様に「花嫁」を差し出すことで天災から村を守ってもらう「神婚」という儀式が行われていた。親の愛を知らずに生きてきた村の舞い手の青年・ユーガは、花嫁の条件である「紫玉の瞳」を持っていたために男の身でありながら「花嫁」に選ばれてしまい、無理矢理神と契らされることになってしまう。なんとか神の元を逃げだそうと画策するユーガだったが、神はやけにユーガを溺愛してきて――!?
事故で両親を亡くし弟と二人暮らしの大学生・静人は、生活のためにバイトに明け暮れる毎日。そんなある日、突然現れた上位悪魔のアルマディナに「肉体に憑依させてほしい」と言われ困惑するが、破格のバイト代を提示され二人は奇妙な契約関係となった。初めは「悪魔」という存在に対し反発し、冷たい態度をとっていた静人だったが、知的で美形、そのうえ誰よりも静人を溺愛するがごとくかわいがってくれるアルマディナを徐々に身も心も受け入れはじめていくが――…!?
気ままに毎日を過ごしていた大学生のミチルは、ある日突然、悪魔と名乗る男・ナヴァルーニィに襲われ、右目の視力を失ってしまう。その上、「おまえから受けた呪いが解けるまで、体の関係を続けなければいけなくなった」と言われ、毎日のように奪われてしまう。そんな超絶美形だけど傲慢なナヴァルーニィに初めは恐怖を感じていたミチルだったが、いつしか彼の不器用な優しさに惹かれていき…。
動画配信タレントとして活動中の瑠衣は、「かわいいるーくん」と評判で男女問わず高い人気を誇っている。その上、自分の超イケメンマネジャーの花守と密かに付き合ってもいて、毎日がとても充実していた。しかしある日、花守との関係を盗撮した謎の男に脅迫され、瑠衣はホテルに呼び出されてしまうが…!?
人を襲ったことのない銀髪で美しい吸血鬼のダイアは、バンパイアハンター組織の粗野な男・クロウに監視され続けて辟易していた。そんなダイアは、ある日、親切な商人の十束に出会い、仮住まいと仕事を提供され、その優しさに次第に惹かれていく。ずっと孤独だったダイアは、十束の血を吸って仲間にしようと思い始めるが――!?
ペンションでアルバイトをしている大学生のミツは、道に倒れていた小さな子どもの妖怪・アマネを拾った。目覚めたアマネは凶暴かつ横柄な態度で、勝手に居座ることを決めてしまう。しかし、一緒に暮らすうちに心を開くようになったアマネは、本来の姿である人型へと変身し、なんとミツに迫ってきて――!?
