小説の編集者の橘は学生時代、本好きで無口な同級生・相川とひょんなことから話をするようになる。それ以降、相川の好きな本の話をして徐々に親しくなっていくが、卒業式の日、彼から告白された橘は断ってしまう。その後、連絡も取れなくなってしまった相川を何年経っても忘れられなかったが……。
押しに弱い後藤は、眉目秀麗、頭脳明晰、友人も多く、すべてを兼ね備えた王子のような男・曽根崎に気に入られ、常に彼のわがままをきいていた。そんなある日、今までに見たこともない曽根崎の笑顔を偶然目撃し、一瞬で心を奪われてしまう。それから数年が経つも、このままの関係を望んでいた後藤だったが……。