富豪父娘と暮らす家庭教師のフィオナ。おてんばお嬢様と心通わせながら素敵な旦那様に片想いしていると、彼からも熱い視線が?「君にもっと触れたい。君を感じたい」情熱的な抱擁、甘いキス。屋敷で、別荘で、恋人のように睦み合う日々。でもこれは束の間の夢。二人には身分差が。去ろうとした時、真摯な眼差しで告げられる。「ずっと私の傍にいてくれ。あの娘の母になって欲しい」
「1年だけ妻になってほしい」眩い金髪の素敵な貴族オリヴィエと結婚したリシェル。夢のように幸せな毎日。理想の男性である彼にどんどん惹かれていく。本当の夫婦になりたいと思うけれど、胸や蜜口を愛撫されるだけで一線は越えてくれない。契約期間の終わりが近づき、不安と恋慕に苦悩していると「一生、僕の隣にいてほしい」激しいくちづけと情熱的な表情の彼に押し倒されて!
「私が必ずあなたを幸せにする」一代で財を成した大富豪ディアンからの熱烈なプロポーズを受け入れた伯爵令嬢レオナ。結婚生活ではなかなか素直になれないレオナも、貴族にはない逞しさと包容力のある大人なディアンに惹かれていく。「あなたは美しい」強く抱きしめられ、甘い囁きと優しい愛撫に、自分でも驚くほど淫らな反応を見せてしまい――。心もとろける最高の結婚内恋愛!
公紀(こうき)は、以前家庭教師を頼んでいた久我(くが)に恋をしていた。好きと言えないまま、今は歯医者の彼と会う時間は少し寂しくて、それでも幸せで心地いい。だが、ある日「――好きなひとは?」と久我に尋ねると、思いがけない「内緒」の返事。しかも久我に告白したことがあるという美形の男・葉田が現れて、公紀は動揺するが……。表題作のほか、書き下ろし二篇を収録。ゆっくりと始まるラブ・ステップ・バイ・ステップ!!
紀宏は、かつて肉体関係を持っていた小栗と街で七年ぶりに再会した。彼女と婚約したばかりにもかかわらず、昔と変わらぬ小栗に身も心も翻弄されるうち、紀宏は彼を忘れられなかった自分に気付く……。激しく切ないラブ・インパクト!!
凛太(りんた)は母の再婚で義理の叔父となった慶舟(けいしゅう)に片思いをしている。大学進学を機に部屋を間借りさせてもらっている凛太の密やかな願いは、慶舟に「おはよう」と「おやすみ」を言えるそんな生活がずっと続くこと。慶舟の友人・忍も慶舟に恋をしているらしいのに、なんとなく気づいていても。けれど、忍と慶舟が恋心を吐露しあうのを聞いてしまい……? 北の国からお届けする、一つ屋根の下で始まるほのぼの年の差ラブ。
小樽の大学生・翔太(しょうた)は、アパートの隣に住む一つ年下の無口な橿原(かしはら)に妙に懐かれている。 工芸ガラス作家として人気があり、学内でガラス王子と呼ばれるイケメンの彼と仲良くしたがるものは多い。 でも「翔太さんだけいてくれたらいい」と橿原は言う。 橿原はもっと友人を増やすべきだ、と翔太は思っていた。 そんなある時、女の子に誘われて一人で飲みに行った橿原は、 アパートで会った翔太を急に抱きしめてきて……?
「俺に愛されまくる覚悟しとけ。」「俺のこと好きになれ。」札幌の寂れた商店街で、父の居酒屋を手伝う涼真(りょうま)。 そこへ十年ぶりに悪友の迅(じん)が戻ってきた。 しかもイケメン美容師となった迅は「ずっと涼真が好きだった。これからは全力で口説く」と宣言。 なんだかんだで友達以上恋人未満のような関係でいるうちに、涼真もだんだんほだされていく。 だが商店街に大きな打撃を受けるような駅前再開発の計画に迅の父親が関わっていることがわかって、二人の仲はこじれてしまい……?イケメン美容師×快活な居酒屋、悪友同士の再会愛。
『札幌の休日』の後、東京で暮らす皇(こう)。札幌で残りの大学生活と、さらに新米医師としての勉強を続ける芦谷(あしや)。遠距離恋愛となった二人は、短い逢瀬の中、優しく恋を育んでゆく。一方、『東京の休日』の後も、相変わらずケンカばかりの北條(ほうじょう)と真史(しんし)。甘く切なく仲直りをしたかと思うと、また懲りずに言い争って、とケンカップルは今日も健在。大人気2カップルが繰り広げるドルチェ・ヴィータ。 人気小説の番外篇(同人誌、ペーパー、小冊子)を1冊にまとめ、各カップルごとの書き下ろしを加えた待望の永久保存版!!
完璧な容姿を誇る北條(ほうじょう)は、総合病院で医師として働いている。彼が職場の飲み会で酔っぱらい、二日酔いで目覚めたある朝。ともに裸でベッドのなかにいたのは、なぜか男──医局でバイトをしている大塚真史(おおつかしんし)だった。ゲイではない己の所業に、北條は逆切れする。それ以来、真史と顔を合わせれば喧嘩ばかり。そのたびにムカつきながらも、相手が気になって仕方がない北條だったが……?