30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい 豊田悠
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「ディリヤ、家族になろう」家族も愛も知らない傭兵ディリヤは、敵国である金狼族の王と一夜を共にする。王の命を狙うはずが“離れがたい”ほどの愛を注がれ抗えず受け入れることに。六年後、隠れて王の子どもアシュを育てていたところ王の弟ユドハから遣いがきて――?“愛されたことがないから、愛し方が分からない”孤独なディリヤの人生が変わり始める――!ムーンライトノベルズ2018年年間ランキング1位の大人気web発小説が待望のコミカライズ!電子限定描き下ろしカラーマンガ1Pも収録!
暗殺目的で金狼族の王に近づいたけど結果暗殺は失敗、その子供を産んだ傭兵ディリア。
子供のアシュは狼の外見そのもので、人間とよりも狼族の生活に慣れる方がアシュの為と、とても大切に育てている我が子なのに親よりももっと一線を引いてアシュに接するディリアに心が痛くて早々にこの辺りが2巻終わるまでずーっと泣きながら読んだ。
アシュはまだ小さくてこのディリアの本心なんて分からない。距離を置くほどディリアのアシュへの愛情が見えて読んでて泣けた。
ディリアとアシュへの攻撃はリリエセルの立場を思えば理解できる、と思いたかったけど蓋を開けてみたら王との一夜だって実はユドハだったんだから無駄に嫉妬して犯罪起こしただけだったな。
1-2巻通してリディアが生き急いでいる、自分が死んでもいいとすら思っている刹那的だったけど、人質に取られてユドハからも子供達からも離れてようやく「生への執着」を見せてくれた。
この作品のNo.1は何と言ってもアシュ。
本当に可愛かった!!!