名無し

2024年春の四季賞は力作揃いでしたが文句なし大賞作だと思います。次点の「弟の俤」がとても絵が上手くてそれに比べるとその点は劣るのですが、コマの流れやセリフが自然で読みやすくいつでも連載をしそうな力のある作家さんだと感じました。1930年代のアメリカの人種差別という難しいテーマを選んで描き切るのもすごいです。ただ上手くまとまってるからこそ読後の引っ掛かりとしては弱いような気がしました。連載するならアフタヌーンよりもビッグコミックが合いそうな気がしますよね。とにかく次回作が楽しみです。

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