レストランの例を使おう。

「まずい」という感想は正直に思う時はあるだろう。マンガの評価と同じく、味覚も人それぞれ評価が異なる。
 この「まずい」はネガティブな感想だ。他の美味しく食べている人は聞きたくはないし、レストランで実際に思っても口にはしない人が多い。コメント欄がある程度の公共性を持っているならば通常は他の読者に配慮して言わないと判断する。
 もしアンケートのような紙があるならば、まずかったと書いて何が悪いとなる。お店以外の他人の目に触れることはない。(当然、お店潰せとかシェフはゴミだ、は誹謗中傷になる)
 問題は、コメント欄をどういう場であると思うか、その態度がネット空間で確定できていないことだ。

 わたしの判断は、荒れているなら、もう見ないだ。
 他人の感想はあくまで他人の感想にすぎない。

 ネガティブな感想が多すぎると思った時、レストランのシェフのメンタルはどうなのか、と言われると、気分は良くないだろう。マンガ家も同様。
 しかし、これは感想を求める以上は耐えるしかない。
 
 マンガの場合、ストーリーや設定の矛盾をつく批判が、人格批判の淡いが出てしまう。「幼稚なストーリー」と言ってしまうと、「作者はバカ」と言っていると解釈される危険もある。この境界の難しさもまたコメ欄でバトルが起こる原因。

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