絵を見た時に、「おや、めしあげ!!の作者の人かな?」と思ったら、やはりそうだった。めしあげと同様に、考証協力=軍事法規研究会と書いてある。
舞台は日露戦争中の旅順。一兵卒と煙草を通して、臨場感ある戦場そのものが描かれている。
戦地で煙草は欠かせない嗜好品だが、それを物語と上手く結びつけられており、短ページながら戦争の儚さをまざまざと感じる。完成度の高い読切だと思った。
ちなみに、めしあげ!! ~明治陸軍糧食物語~は、途中までしか読んでいなかったのを思い出した。これを機に最終巻まで買って読んでみたい。
日露戦争において熾烈を極めた旅順攻囲戦。両国が覇権をかけて一進一退の攻防を繰り返す戦地で、軍人たちは慰問品の煙草で一時の安らぎを得ていた。自戒と覚悟が生死を分かつ状況下、軍人たちは何を想い、如何に光明を見出すのかーー戦地にて紡がれる珠玉のドラマ全8編を収録。
日露戦争において熾烈を極めた旅順攻囲戦。両国が覇権をかけて一進一退の攻防を繰り返す戦地で、軍人たちは慰問品の煙草で一時の安らぎを得ていた。自戒と覚悟が生死を分かつ状況下、軍人たちは何を想い、如何に光明を見出すのかーー戦地にて紡がれる珠玉のドラマ全8編を収録。