社長のキャラクターが濃い
愛が重くて深くて変態だけど、社長はやっぱり切れ者で、本能のままに動いているようで(いや、動いているとしても結局は)主人公を手のひらで転がしているのが、すごく良い。 主人公は主導権を握っているようで握っていないし、やっぱり握っている。惚れた者の弱みというやつだろう。 ちなみにあらすじに書かれている 「その悪そうな頭を治す薬でも飲んで死ぬまで大人しくしてください」 というセリフ。 覚醒後の社長に対して、「その治す薬はどこにあるの」と主人公が言えば、せっせと新薬の開発を、しかも大至急案件その2として、やってのけそうだなあと、あらすじを読み直して思った。 クールというか仕事の鬼心かつド変態な社長と、なんやかんやで失礼な態度を取ってしまう、素直になれない主人公。 次が気になってどんどん読み進めてしまうラブコメ。
奴隷志望のマゾ社長の言動は変態ぽくておもしろいし、主人公の佐藤さんはかわいくて、サバサバしてて好き。男女がなかなかくっつかない漫画って、読んでてイライラしがちだけど、この作品は、社長に流されそうになりながらも、いやいやこんな変態はムリ!と踏みとどまる気持ちが分かるから、自然だし、読んでて楽しめます。