学園の一匹狼・ヤケッパチこと焼野矢八(やけの・やはち)の体から、突然女の子のエクトプラズムが「生まれ」た。ヤケッパチの父親の持つダッチワイフに憑依した彼女は、マリアと名づけられ、ヤケッパチといっしょに生活をするようになる。やがてヤケッパチにも恋心がめばえ……。1970年の作品発表時・異色の性教育漫画として話題にもなった学園コメディーの秀作! <手塚治虫漫画全集収録巻数>・MT268『やけっぱちのマリア』第1回収録 ・MT269『やけっぱちのマリア』第2回収録 <初出掲載>・『やけっぱちのマリア』1970年4月15日号~11月16日号 少年チャンピオン連載
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やけっぱちのマリア
手塚治虫が性や性教育をテーマに描いた漫画。当時は有害指定図書にも指定されたようだけど、手塚タッチの女の子の裸があるくらいで、今の漫画の方がよっぽど過激。
性に関する知識とかがストーリーの随所で退屈にならないように出てくる。話の内容もダッチワイフに取り憑いた生き霊(ヤケッパチの子供)のマリアとヤケッパチのドタバタラブコメっていう感じで面白いし、最後はビニール製品としてしか生きられないマリアの悲しみと愛情に涙するいい話。