江戸時代。「蟲」と呼ばれる己の分身を使い、人に憑りつき生命力を奪い糧としていた「鬼」を討つべく、神に遣わされた「桃太郎」。犬助、猿彦、遊雉郎の3人の臣下と共に鬼退治に励む桃太郎だが、ある時、強大な鬼と対峙し全滅の危機に瀕する。死の間際、神は告げる。『桃の中で力を蓄え再び産まれ直し、鬼を討て。眠る桃太郎を守る臣下に不死の体を授けよう』――長い長い眠りに就いた桃太郎が再び目覚めたのは令和の世。転生した桃太郎はなんと、ひよこの姿になっていて…!?「キューティクル探偵因幡」・「魔女の下僕と魔王のツノ」のもちによる、転生和風ファンタジー!
「人間」と「獣人」、相反する2つの種族が生きる世界。数で勝る人間は、人型でありながら獣の特性を持つ獣人を忌み嫌い、殲滅隊を組織して迫害していた。ある日突然殲滅隊に追われるメグミは、片耳の獣人・アレスと、その友人・ソウに助けられる。突如崩壊した日常に混乱しながらも、メグミは、己を取り巻く大きな謎に迫っていく――。
救国の英雄“金の魔法使い”と忌まわしき王殺しの罪人“銀の魔法使い”。二人の魔法使いの伝承が残る国に住むパン屋の娘メイは、不思議な場所へと迷い込む。そこは一面に銀色の麦が揺れる、“銀の麦畑”だった。そこでメイは、“銀の魔法使い”と出会い…。銀色の本格美麗幻想譚、開幕。
ごく普通の高校生・ユウは、部活の大会からの帰り道、謎の馬車に遭遇し、連れ去られてしまう。目が覚めると、そこは“ツイステッドワンダーランド”という異世界で――!? 魔法士養成学校ナイトレイブンカレッジに入学し、学園生活にも慣れてきたユウ。しかし、寮対抗マジカルシフト大会を前に、校内がざわつき始める……。大人気スマートフォンゲーム『ディズニー ツイステッドワンダーランド』の第2章「荒野の反逆者」を、美麗絵師・小田すずかがコミック化!!
『キューティクル探偵因幡』『魔女の下僕と魔王のツノ』の作者の新作であるこの作品のテーマは“桃太郎”。 強大な鬼との戦いに敗れた桃太郎は、力を蓄えるために桃に封印されることになります。 そこから300年の時が経ち、令和の世に復活を遂げることになる桃太郎ですが、桃から生まれ出でた彼はなぜかヒヨコの姿になっていました。 彼が復活した時、当時の家来の中で唯一生き残っていた猿彦という男が新たな仲間を集めて鬼との戦いを続けていて、桃太郎は彼らと行動を共にしながら完全復活を目指すこととなります。 桃太郎もといヒヨコの可愛らしい造形や彼の復活までのギャグみたいな展開からコメディ色の強い作品なのかと思いきや、現代においても脅威を残す鬼の存在やその鬼との戦いの描写にはシリアスさも見られ、緩急使い分けた読み応えのある作品になっています! 1巻まで読了