「とにかくね、髪を切ったら何かふっきれそうな気がするの」と言って髪をカットした女子高生のさちこが恋を手に入れるまでを描いた4部作「SPEAKINGINTONGUES」、高校生のお兄ちゃんの恋の行方を見守る小学生の弟の視点から描いた「ぐんないベイビー」と「秋はいつでも僕らに優しい」など、女のコの微妙な気持ちを繊細なタッチで描いたかわいくて、あったかい作品が満載。
「スイート・チェリー」「パーリー・ムーン」「MOMO」「ふたりの夏物語」「星降る狸の里で」など、80年代中期に描かれた、ラブリーな作品が満載。さらに、単行本『レッツ・ゴー・ラブリー』におさめられていた、桜沢作品には珍しい、ちょっとエッチで笑える4コママンガを収録。
桜沢作品初の少女マンガ。女子高生のるい子は恋愛未体験。理想の恋愛にこだわっていたばかりに、人を傷つけ、悩み……。誰もが通る、恋に恋する時期を経て本当の恋を見つけていくるい子。今現役の女子高生はそんなるい子に共感し、かつて女子高生だった人たちはその頃の自分を思い出し、甘酸っぱい気持ちとなつかしさがこみあげてくるはず。他短編2作を含む。巻末のあとがきコママンガも必見。
ひたすら冷静に冷徹に。数学を愛しベクトルの美しさにひたる自称硬派の女子高生、久美。そんな彼女にもついに熱い恋が訪れた!森男が彼女の前に現れてから、生活はどんどん変わっちゃう。頭はクールに振舞おうとしても、心は熱い想いと冷静に、心熱いまま向かい合う。そんな久美の想いを知ってか知らずか、森男はある答えをひとり出す…。
「ひと回りも違う人とつき合っていたことがあって、その人は、私が初めて接した大人の男性でした。その自分の体験そのまま書いたのが、このユウベノナツです」(エリカディスコグラフィーより)。他、女子高生たちの恋を描いた「純情花咲か娘」「恋する大殺界」「セックス入門女子高生編」など13の短編と、ぶたのウーくんが繰り広げる、かわいくておかしな4コママンガを収録。著者の出産報告を兼ねた、巻末インタビューも必見。
花恵の恋の行方は?南原くんの思いは花恵に届くのか?表題作である長編「毎日が秋の空」は、著者が初めて青年誌に連載した作品。「自分の高校生時代を思い出しながらつくった物語です」。その他、家庭教師としてやってきた大学生の織江に恋する一徳の心の葛藤を描いた3部作「キミは素敵な君」「幸せすぎて、ごめん!」など3編に加え、1988年に刊行された『Let’sGoLovely』の中の「バナナの涙」も収録。
ウィンブルドン決勝に挑む新人プロテニス・プレイヤーのアル・ターナーは幼い頃ビル・ターナーの、交通事故でなくなった息子の臓器移植を受けていた。その後、ビル・ターナーの養子となり、頭角をあらわしたアルだったが、この「銀」の名を持つ青年には突然倒れてしまう奇癖があったのだった。やがて、彼の出生を巡り、数々の陰謀があらわになっていく……。
藤山幸弘・48歳。働き盛りの彼は突然、癌により余命半年との告知を受ける。残された時間を充実させたいと、延命治療を拒み人生の悔いがないよう動きはじめる。そんな彼を見守る愛人・悦子の想いは?いまだ事実を知らされていない妻・美和子の存在とは?そして懸命に生き抜く幸弘を見守り、時には導く「天女」とは?
オランダ提督の孫娘ルイーズは、「ディアーヌ・ド・ロゼ」の通り名を持つ女スパイ。夫のオランダ海軍艦長マウリッツとともに、イギリス、フランスの宮廷に潜入して大活躍。時代背景を正しく押さえつつ、当時の風俗を面白おかしく描いた小粋なストーリー展開。誰でも楽しめる傑作コメディ。
MissingLink…………消え去りしもの。人類と類人猿、その進化の過程に存在した消え去りし種族を「魔術師」と見立て、独自の世界を構築したコミック。魔術世界における深遠なドラマを、端麗な画で描き出す。「陰陽師」の原型であり、岡野玲子本人が自らの作品のルーツとする異色ファンタジー。