バカドリル
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あらすじ

天久聖一×タナカカツキ平成中期に名を轟かせたギャグマンガの頂点!! サブカルチャーの至宝「バカドリル・レーベル」唯一のコミック『バカドリル・コミックス』の待望の文庫化。オリジナルの9作のマンガはもちろんのこと、「バカドリル」に掲載されている「部長」『バカドリルXL』に収録されている「メガネくん]「モチンキ」を特別に収めました。というごとは、バカドリルのマンガが、すべてこの一冊に揃ったということ!立ち読みですませたあなたも回し続みしたあなたも、今回はぜひ買ってみましょう。

ギャグ漫画の可能性

大ヒットシリーズの『バカドリル』は漫画なのか?という疑問は当然あると思うので、タイトルに「コミックス」が入っている本書を挙げよう。 (個人的には、シリーズ全部「漫画」で構わないと思ってはいます) 疑問の余地なく、ここには「新しい笑い」の可能性がある。 それは、すごくシンプルに言えば、宝島やビックリハウスという80年代のメディアが放っていた無類の輝きを、90年代にコスり直し、鮮やかで鋭角に復興させた、ということになるのだろう。 『バカドリル』で提示された方向性を自覚的に継承した才能として、おおひなたごうがいる。(おおひなたは、タナカカツキ門下であることを明言している) また、『おしゃれ手帖』の長尾謙一郎やうすた京介なども、かなり明確にこのテイストを持った漫画家だ。 そう考えれば、現在の「笑い」への影響は計り知れない。 漫画の周縁部に発生しメジャー・シーンに深甚な影響を与えた、という点で、ヘタウマを先導した糸井重里×湯村輝彦『情熱のペンギンごはん』にも比肩すべき、素晴らしい達成であると思います。 まだまだここには「鉱脈」があるような気がしますので、なに気に最近忘れられ気味ですし、今ギャグに興味のある人はこれに刺激受けちゃったりすると、お得なのではないでしょうか。

(とりあえず)名無し
(とりあえず)名無し