帝国の第一皇子ラインハルトは婚約者エリザベスに婚約破棄をに言い渡した瞬間、自分が物語の世界の住人であることを思い出す。このままでは悪役な自分は「ざまぁ」な断罪をされてしまう運命だと悟る。「それなら公爵令嬢と仲直りを・・いや、もう間に会わない」「では政敵の第二皇子と和解を・・いや、もう間に会わない」「では毒殺してくる異母と和解を・・いや・・」これは仲間が少なく死亡フラグだらけな悪役皇子が、必死に自分の生きる方法を模索する宮廷物語。
自殺した「八木」は、ふと目を覚ます。そこで気が付いたのは自分の葬儀が行われている会場を空から見ている自分だった。そこには、本気で悲しんでいる「剛人」が、自分のことを好きだったと…その嬉しさと復讐の恨みから、取りついてしまった二人の決して実ることのない恋が始まる。
平和な日常を過ごしていたルミナレイは突如起こった内戦により侍女と亡命を試みるが、絶対絶命のピンチに…救いの手を差し伸べたのは、金色の目を持つ最強の時魔術師リヒトだった!二人の運命が世界を変える!?彼の正体は一体何者なのか?
友人・西島(にしじま)からの頼みで、突然男性Ωの恋人役になったαの福山(ふくやま)。相手である寺崎(てらさき)は結婚間近の姉を安心させるため、福山を偽りの恋人として姉に紹介する。偽りの関係から始まった2人だが、なんだか気になり━━。
高校生の羽鳥真広(はとりまひろ)は最近、地味なクラスメイト・久米史人(くめふみと)のことがやけに気になっている。友達ですらなかった彼らは、電車の乗り過ごしをキッカケに唯一の存在となり…。大人になるほど眩しい、追憶の第1話。
「こ、こえーっ!」母親が再婚することになり、新しく兄ができた啓(けい)。しかし義兄の悠希(はるき)は目つきも鋭く、口数も少ない。そんな中、母親と義父が新婚旅行に行くことになり、啓と義兄は2人っきりに。でもあれ?意外とこの義兄、怖くない―!?
ピアノ教室で教える佐野 偉央(さの いお)には、人前でピアノが弾けないという秘密があった。そんな偉央を元気づけてくれる同居人の山宮 恵悟(やまみや けいご)は、ずっと一番近くにいる存在だった。そんな優しい恵悟にある時、「女の子じゃなくても、付き合えるけど」と真顔で返されて――。
【分冊版】悪友
普通の高校生・吉見(よしみ)のクラスに、転校生・柴崎(しばさき)がやってきた。「すぐSEXさせてくれるタイプ?」――授業中の落書きで大人びた柴崎にからかわれ、怒りながらも気にかけ始める吉見。そんな中、柴崎がある事件を起こし…。