作者は夫婦で、その漫画を共同制作しています。
たぶん少女漫画に分類されると思います。
たぶん絵柄的に1990年代だと思います。
巻数は二巻までだったと思います。
一巻目は弟を軸に、二巻目は兄を軸に物語が進んでました。
双子の性格は正反対で、兄は優秀でしっかり者です。弟はそんな兄を慕ってます。
一巻で弟は、学校で仲良くなった二人の女の子たちに恋されます。女の子同士は親友です。女の子のうちの一人(黒髪ショートヘア)は、ボーイッシュな自分より、女の子らしく可愛らしい親友(明るい髪色のハーフポニーテール)の方が、弟は好きなんじゃないかと考え、落ち込んでる時に妖怪にたぶらかされちゃうんですけど、弟に助けられるストーリーだったと思います。
二巻では、一巻から続く三角関係を静観している兄に対して、黒髪ショートの子が「好きな子いないの?」というようなことを尋ねるのですが、実は兄には過去に愛してる子がいたんですけど、家同士が敵対関係で、代々争ってました。
その争いに巻き込まれて、愛してた子が亡くなるんですけど、その子の一族たちが反魂香という呪術を使って、その子を甦らせて、記憶がないその子に“兄によって殺されたんだ”という嘘を吹き込み、信じてしまったその子が兄弟たちに復讐しようとする展開になります。
誤解が溶けぬままバトルに入り、その最中、兄の婚約者(身内が勝手に決めたことで、兄自身は認めてない。婚約者は兄のことが好き。)が登場し、双子の助太刀をするという展開も入ります。
婚約者が、兄の愛してる子に対して、中指を突き立てて「ファッキュー!ババア!」と啖呵を切っているシーンが印象的です。
最終的に兄の最愛の子は、記憶を思い出すんですけど、その頃には瀕死状態で、呪術の効果がほとんど失せ、首だけ原型を留めてるという状態でした。
その子は兄に、こんな姿見られたくないからとトドメを差すようにお願いし、その通りにしてあげるという終わりかたでした。