名無し
1年以上前
今週のネタバレ 突然姿を現した子供に驚く一同 少年は「あ…あ…」と言葉にならない声を発しながら 震えている 早乙女が思わず大きな声で呼びかけると、少年は怯えて逃げ去ってしまう 早乙女は「サッチーお前顔が怖いんだよ」と宮田に窘められる 走っていく少年を葉山を先頭に追いかける 少年は素早く岩穴に身を隠してしまう 葉山が中を覗き込むと、身を縮こまらせている少年と 少年の死後かなりの年月が経過している母親らしき遺体が横たわっていた 「あ…あ…」とやはり意味のある言葉は発さずに、早乙女達に怯える少年 葉山が前に身を乗り出し近づくと 「あ゛〜っ」と叫びながら拒絶の姿勢を示す少年だったが、葉山の「大丈夫 怖くない…怖くないよ」と涙ながらの優しい言葉と抱擁を受けると、怯えが消えたのか、 警戒を解き、安堵の表情で涙を流す 岩穴から出てきてくれた少年の周りに集まって座り、少年の話を聞く一同 少年の名前はマコトで、「いつから洞窟にいるのか」「どうしてここにいるのか」という質問に、とてもたどたどしいカタコトの言葉と手振りで答えてくれようとしていた マコトは少しずつ言葉を思い出しながら話をしてくれ、遺体のそばにあった母親の日記と合わせて詳細がわかってきた 2年前、9歳だったマコトは母親と森にハイキングに来たが、そこで二人組の若者と大きな猿に捕まり、穴に放り込まれたという(穴の中を覗き込んで笑うトオルと田畑らしきシルエット) その穴は「ずっとあっち」とマコトは場所はわかっているよう マコトと母親はこのホールに辿り着いた後猿に襲われ、母親は岩から落ちて骨折し、洞窟に入ってから4週間ほどで亡くなっている 日記には母親のマコトへの心配の言葉がひたすら綴られており、赤崎は「ダメ…もう…読めない」と体を震わせ涙を流す マコトが2年近く猿の洞窟で一人で暮らしてこれたことは、実際に5歳から10歳までをジャングルで狼に育てられた人間の例があることから、ありえないことではないという しかし、マコトは猿に育てられたというわけではなく 「…サルこわい おサルはキライ…」と言っている 食事は、先週確認した、空が覗ける岩の裂け目から落ちてくる、牛の肉など、猿の食べ残しを食べていたよう 葉山は、マコトは育てられていたというより、排除はされなかった、敵ともエサとも思われず、群れの食べ残しを食べても怒られないだけの関係だったのでは、と過去の例から分析する そこでシマがふと猿のエサは上の穴から落ちてくるのか確認するように問いかける マコトは「うん ここにおちてくるよ」と答え 一同は自分達の今いる場所を認識し、戦慄する 宮田「…マズい…ここは猿の『エサ場』だ!!」 で次回、12月4日発売号へ続く (来週は休載) コミックス4巻は12月19日発売です
名無し
1年以上前
今週のネタバレ 暗闇を抜けた先は外の光が降り注ぐ鍾乳洞だった それぞれ、宮田「初めて見た」赤崎「キレイ」など、感想が漏れるが宮田が突然なにかに気づいてみんなに隠れるように言う ある程度離れた先に、生き残りの隊員3人の姿を発見したからだった 岩陰から頭を出して伺っていた早乙女達を、先頭を歩く清水が振り向いた 慌てて隠れる早乙女達は自分達が見つけられたか心配するが、葉山はそう思っていた方がいいと不安げで、シマは「…さすがプロの傭兵さんだ 勘がいい」と眉を寄せて笑い、あまり動じていない 早乙女達は光が降り注ぐ地点に行って外の様子を確認することにする 一週間以上見ていない空は晴れていい天気のようだった シマは、この森のことは色々調べたが、こんな見事な鍾乳洞があれば観光名所になっているはずなのに、まったく存在を知らなかったと疑問を口にする 宮田は「猿を飼ってる洞窟だから公に出来なかったのかな…」と答え、葉山からはここは誰の土地なのか尋ねられるがシマもそこまではわからない 鍾乳洞は随分広い空間らしい 光の降り注ぐ地点に近づいたところで早乙女達は 空き缶、自転車、ドラム缶、服や靴下、そして動物や人間の骨が散らばり、積み重なっていることに気づく それはちょうど空が覗ける岩の裂け目の真下で、 早乙女はここを「処理場」と表現する 見られては困るモノを猿の飼い主があの穴からポイ捨てしているのだと シマは顔色を変え、「そ…それじゃあ…みんな…俺と一緒に森に入ったみんなは…っ!?」 遺品や骨の山を手当たり次第に探りはじめ、 死んだ仲間たちの名を呼びながら涙を流す 「チョウさんっマリさん…っダイブツさん…っどこだ〜っ」 早乙女達もその山から食料や武器を探すことにする 葉山がリュックを見つけるが、中身は空で、隊員達がすでに漁った後なのだと推測し、シマにもそのリュックを見せてみるが、それはりょうちゃんねるメンバーの物ではなかった 山を探るうちに早乙女達は、カンパンやピッケル、未開封のジュースなどを発見し、喜ぶ 仲間の骨や遺品を探し続けるが、見つけることができないシマは涙を流し、唇を噛みしめる 食料や水分の補給で、しばらく動けることにホッとする早乙女達だったが、 突然ガラッ、という音がして、シマが顔を上げた先には 汚れた衣服や顔と体、伸びたままの髪、見知らぬ人間の男児が立っていたところで次週へ続く