ピリ婚~婚活にスパイスは付きものです~【単話】
皆実円34歳。仕事は順調、自分磨きも欠かさない。婚活の場でも十分な価値があると思っていたのに――…「アラフォーだったらそれだけで点下がりません?」「可哀想に…30過ぎて結婚できないんじゃ仕事を頑張るしかないもんね」「俺の役に立つこと以外にお前に何の価値があるの?」努力してきたものが “34歳彼氏ナシ”ってだけでこんなにも評価されないの!?最近では、ハイスぺ婚を目指すダメンズウォーカー・まひる(23)、子ども部屋おばさん予備軍のオタク女子・由利(29)と行きつけのスパイス料理屋で反省会&愚痴の日々…。彼女たちはダメンズから逃れ、理想の相手を見つけることができるのか――!?
ヤクザと契りを交わす理由【単話】
「大人になったら結婚しようね。絶対に迎えに行くから。」と幼馴染の桜士郎と約束を交わした文月ひな。その直後、桜士郎は何も告げずに引っ越してしまった。それから20年、ひなはワケあって婚活中。ハイスぺイケメンから結婚を前提にお付き合いを申し込まれてこのままゴールイン――と思いきや、いきなり見知らぬ男達に捕らえられてしまった!?目に前に現れたのはなんとヤクザになった幼馴染の桜士郎。しかも、彼は子どもの頃の約束を覚えていて…!?
午後1時、名建築で待ち合わせ
関西の名建築が導く、自分自身との出会い――。中村ねねは大阪に住む大学生。最近彼氏と別れたばかり。売れっ子漫画家の叔父からの依頼で、漫画の舞台である関西の建築を取材したいという担当編集・塚原の案内をすることに。イケメンだが方向音痴で建築オタクな塚原との建物見学にあまり乗り気ではなかったねねだが、塚原の建築への愛情に触れるうちに心が動かされ、いままで意識していなかった自分自身や周囲への想いと向き合っていく。※本作品は『午後1時、名建築で待ち合わせ【単話】』(1)~(6)が収録されています。
きみの笑顔をほどくまで【単話】
いつも空気を読みすぎてしまう性格の朱音は、求められたキャラを演じることで平穏な日々を守ってきた。ある日、大阪から異動してきた上司・朝倉の歓迎会の夜に、同期の木瀬とうっかりワンナイトをしてしまう。目が覚めて、恋愛の始まりを期待したのも束の間、木瀬から「事故っちゃったな」と言われ落ち込む朱音。それでも明るく振る舞って笑い話に変えようとしていた。気持ちが晴れない中、部下の仕事を肩代わりして一人で残業をしていたところに朝倉がやってきて……?
あの娘の名前は~彼女たちはなぜ躓いたのか~【単話】
日本には社会的に名前のない【彼女たち】が存在する。コロナで仕事を失ったAV女優。タワマンをペアローンで購入した矢先に離婚したシンママ。地下アイドルをしながら風俗で稼ぐ女子大生。そんな名もなき娘たちは、なぜ躓(つまず)いてしまったのか!?これはフィクションではない、紛れもない日本の現実の話。
刻をかける嫁入り~大奥から華と恋~【単話】
江戸城の中でも絶対的権力者、大奥総取締・瀧山。ある時、石段を踏み外し、目覚めるとそこは令和の世!? 現代にタイムスリップした瀧山の目の前に現れたのは、大奥へ入る前、恋心を秘めていた相手にそっくりで、名前も同じ「花岡」という。江戸と現代との違いに困惑していると花岡から突然求婚されて…!?
シネマ×コンプレックス~逆身長差10cmの恋人~【単話】
身長180cmの豊四季夏は、その身長故に恋愛経験に恵まれないまま30歳を迎えた。理想の男性は「身長188cm以上・強く優しい・私を包み込んでくれる人」!映画館に勤務する夏は今日が転勤初日。転勤先で同期のエリート支配人・守屋ほのか(170cm)と再会する。10cmも身長の低い守屋のことを全く意識していなかった夏だが、守屋は「豊四季も女性なんだから」「横になったら身長なんて関係ないし」と意味深なことばかり言ってきて…!? 逆身長差10cmの男女が贈る、溺愛ピュアラブストーリー!
君が隣にいてくれてよかった【単話】
シングルマザーの夏月と、独身で在宅仕事の春海は、郊外のマンションに隣同士で暮らしている。ルームシェアよりそれぞれの生活が分かれていて、ご近所さんよりずっと親密。おかずの交換や食後のゲーム、ひとり親ならではのちょっと困った時…、隣人が友達だと助かることがたくさんある。離婚した元夫、結婚を急かす母親、心乱されることもあるけど、君が<隣>にいてくれたらきっと乗り越えられる。恋とは違うかけがえのない関係。心温まる連帯の物語。
午後1時、名建築で待ち合わせ【単話】
関西の名建築が導く、自分自身との出会い――。中村ねねは大阪に住む大学生。最近彼氏と別れたばかり。売れっ子漫画家の叔父からの依頼で、漫画の舞台である関西の建築を取材したいという担当編集・塚原の案内をすることに。イケメンだが方向音痴で建築オタクな塚原との建物見学にあまり乗り気ではなかったねねだが、塚原の建築への愛情に触れるうちに心が動かされ、いままで意識していなかった自分自身や周囲への想いと向き合っていく。
ラストダンスをあなたと~アラフォー元子爵夫人ですが、13歳年下の騎士様から溺愛されています!?~【単話】
ダンスが大好きなマリエは夫の子爵とともに舞踏会の主と呼ばれていた。しかし、夫が亡くなり社交界から離れてもう10年…。ある日、絶対出席の凱旋記念パーティで戦争の英雄・エスピナス(23)からダンスを申し込まれる。なぜか彼のダンスは夫のダンスとそっくりで…。驚くマリエにエスピナスは「私と結婚してください」と突然求婚してきて!?23歳騎士×アラフォー未亡人!社交界を舞台に舞い踊る、年の差溺愛ロマンス♪
夫と会話になりません【単話】
一般企業の営業部で働く祥子は、画家の夫・孝之と、9歳の息子の3人で暮らしている。仕事は順調で先日課長に昇進したばかり。一方、夫の孝之はイラストの仕事はしているものの、家計を支えるほどの収入はない。自宅作業のため家事と育児を多めに負担してもらっているけど、夜まで洗い物が残っていたりすると不満がこみ上げてくる。話し合おうとしても、夫はすぐに自室に戻ってしまう。そしてついには家から出て行ってしまってーー。会話がなくなった理由、そこからの関係改善を、妻と夫それぞれの視点から描く夫婦再生の物語。
かけないふたり【単話】
書けない原作×描けない作画ふたりの創作者が出会う時、再び運命が動き出す――!処女作で有名文学賞を受賞し、一躍時の人となった学永作(まなび えいさく)。次回作を期待されていたが原因不明のスランプに陥り、気付けば4年もの間、1文字も書くことができなくなっていた。作家を引退し、何もかも失って途方に暮れるなか一通の連絡が舞い込む。それはかつて仕事を共にしたイラストレーター・曳舟節(ひきふね せつ)からだった。「会って話しませんか?」と呼び出された永作だったが、酒を飲んでいるうちに眠ってしまう。目を覚ますと、そこにはおびただしい数のBL本が積まれていて……!?