メンクイ
「お姉ちゃんは本当に、私のお姉ちゃんなの?」貴方は本当に、そばにいる愛する人を肉親だと言い切れますか――?幼い頃に両親を亡くしたハルカは、一時期離れ離れになっていた姉・ユリナと仲睦まじく暮らしている。美しいユリナはハルカにとって理想の姉。だが彼女はそんな姉にふたつの疑問を抱いていた。1.付き合う男性が変わるたび、相手を『初恋の人』と呼ぶ事。2.ユリナが本当に「自分の姉」なのか、という事…。拭えぬ疑念を払おうと姉の卒業アルバムを開くハルカ。そこで彼女が目にしたものは…。そしてある夜、ハルカはユリナが『初恋の人』を包丁で「捌く」姿を目撃してしまい――!?壮絶筆致で紡がれる衝撃のサイコホラー、開幕。
最上紳士、異世界貴族として二度目の人生を歩む
新学期。冬休みを経て、変わったことも変わらなかったこともあるけれど、今まで紡いだ絆はたしかにある。国別異能対戦までの間、アデルたちは今の日常を噛み締める。『小説家になろう』にて300万PV突破の異世界ファンタジー小説を完全コミカライズ! ※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です。
人形姫は身代わりに氷の王子の元へ嫁ぐ【分冊版】
和平のため敵国の“氷の王子”アルベールに嫁いだリリアンナ姫。しかし、その正体は姫が可愛がっていたお人形!? 輿入れを嘆き悲しんだ本物の姫の願いと不思議な力で人間の姿を手に入れてしまったお人形のリリィ。主のために!と躍起になったものの結婚って何をするのかしら――…。天真爛漫で妃教育ゼロな人形姫に王子も周囲も振り回され? ドレスと恋が舞うロマンスファンタジー開幕!!
愛でよ! 薫るるつむぎ風【分冊版】
おてんば令嬢と伯爵子息の大正ロマンス!狗鷲つむぎは恋に憧れる女学生。見知らぬ相手との縁談ではなく、自分で好きな人を見つけたいと思っていた。登校中に身を呈して助けてくれた伯爵子息、上司臣一につむじ風舞う運命を感じるが、そっけなくあしらわれる。しかも、同級生に見せられた新聞には臣一の醜聞が! 心ときめく素敵な人だと思ったのに、最低だわ。しかし、ふたりはお互いが巻き込まれた問題を解決させるため、手に手をとって東京府をゆるがす天狗の神かくし事件を調査することになり…。
本部長殿、キスは契約違反です!(フルカラー)
ようやく手に入れた仕事は、大企業の役付きイケメン×エリートの彼女役!?曲がったことは大嫌いで、責任感の強い朝陽(あさひ)は、就職活動がうまくいかず、配達のバイトをしながら仕事先を探していた。そんななか、面接に行った国内屈指の大企業で、偶然にして最悪の再会を果たす。面接官だった本部長の神楽大河(かぐらたいが)は前日、朝陽が汚した45万のスーツ代返金を脅しのネタに、彼女役という仕事の契約を迫る。契約期間3ヵ月。気が進まない朝陽だが、大企業の短期契約社員の座を手に入れ「社内恋愛のうわさが必要」という大河の求めるミッションをクリアすることができるのか!?【恋するソワレ】
私の夫には秘密がある
主人公・莉々子には医者の夫・秀則がいるが、ここ数年ずっとセックスレスに悩んでいた。レスの原因は自分にもあるのではないかと思い悩む日々。そんなとき、ふと同じジムに通う年下の成年・詩音に夫との関係について相談したところ、「浮気をしているのではないか?」と言われ、莉々子は驚愕する。まさか夫が浮気なんてするはずがない。そう信じながらもつい秀則のスマホを覗いてしまった莉々子は、そこに「ミキ」という人物との親しげなやり取りを発見してしまう。真実を知るべく、メッセージの相手を特定しようと画策する莉々子だったが──。
世界は私にやさしくない
やさしくないこの世界で私たちは「自分」のフリをして生きている―― 木田瑛美(33):ブライダル雑誌編集部チーフ。結婚前の恋人がいる。仕事も恋愛も順調で、左手に光る指輪は幸せの象徴…かと思いきや、実は「自分」を演じるためのカムフラージュだった。その指輪は心の枷となって瑛美を苦しめるが、セフレの悠だけは全てを知っていた。しかし、瑛美の真実が職場にバレてしまい…!? ――職場、セフレ、結婚、夫婦、妊活、モラハラ、ルッキズム…生き辛い世界。私が「私」でなくなった瞬間、この世界はどう変わるのか?
完璧で最高のクズ(彼氏)
(これが私の地獄が始まる合図だった―――) 人気モデルの叶(かなえ)には、魅力的な彼氏・崇継(たかつぐ)がいる。しかし崇継には、ある悪癖があった。叶との約束を忘れ、他の女と会う… 崇継は、いわゆる『クズ』だった。だが崇継は、もはや叶の一部になっていた。だからどんなに振り回されても、結局は許してしまう。そんなあるとき、崇継は京一(きょういち)という同性の青年にまで手を出す。京一もまた、心に闇を抱えていた。次第にぬかるんでいく三人の関係。底なし沼のように止まらない執着の果て、堕ちた果てに三人を待つものとは―――!?
いっぱいおかえり
駒子は彼氏と同棲するための引っ越し当日、彼氏に逃げられるという、とんでもない目に遭う。長い付き合いの中でいつかは一緒に暮らすものだと自然に想像していた駒子は強いショックを受ける。ふと何か食べようと思い立って、見知らぬ街をさまよう。導かれるように偶然に入った居酒屋「よりみち」。気さくな店主の営業する店内はどこか暖かみがあり、美味しい料理や、お酒、店内の人々の言葉に元気をもらい、思わず、彼との過去をつらつらと口にしていた…。小さな居酒屋が、恋愛、結婚、人生に行き詰まった人々に小さな明かりを灯す。皆の帰りを待つように、店を開ける気さくな店主には、しかし誰にも言えない過去があった―――