ここは、じいさんとばあさんと猫ばかりが暮らす島。大吉じいさんは猫のタマとふたり暮らし。魚のおもちゃを買ってきてもタマはしらんぷり。こっそりおやつを隠しても、いつの間にかバレて散らかされている。そんな暮らしの中で、ときどき思い出すのは父に連れていってもらったチャンバラ映画、家族みんなで囲んだ小さなこたつ、妻と行ったローカル電車の旅。月日は流れて両親と妻は亡くなり、島に来る人もいれば出ていく人もいる。だからこそ、ひとりと一匹、今日も楽しく生きよう―。【もくじ】春1話 寺と猫2話 タマさんのツボ3話 初鰹4話 しつこい猫夏5話 雨の買い出し6話 謎の冬瓜7話 電車の思い出8話 カレーライス秋9話 ロボット手術10話 大吉と巌11話 バス旅行冬12話 大掃除13話 お年玉14話 百合子姉ちゃん15話 消防講習16話 猫鉄道の午後電子書籍特典として描き下ろしカラーイラストを収録
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北斗夜永(ほくとよなが)は5歳になる年に、父親に連れられ「不動財閥」の屋敷を訪れる。そこに居たのは不動家の跡取りである麗しい一卵性双生児・綴(つづり)と語(かたり)だった。見目麗しい外見とは真逆の、気まぐれでサディスティックな双子の「お遊戯相手」として父親に売られて以来13年、夜永は両親の幸せのためと自らに言い聞かせながら寂しい想いを圧し殺して、彼らの「お遊戯」に翻弄されてきた。自分の人生を狂わせた双子への憎悪の念を密かに抱きながら――。だが、大学入学を機に3人暮らしを始めたことをきっかけに、夜永をめぐる綴と語の関係には次第に綻びが生じ始める。そんなある日、夜永の前に八神(やがみ)という男が現れて……。美しい狂気を孕んだ禁断の愛憎ストーリー、ここに開幕。
人類の守護者・竜神戦隊ドラゴンキーパーVS.世界征服を企む悪の軍団・怪人。彼らは互いの存亡を懸け、死闘を繰り広げ続けている!!……というのは、やらせの茶番劇。他の星から侵略してきた怪人達は、わずか1年で屈服。民衆の前で敗北を演じ続ける道化と化していた!悪者にすらなれず、隷従させられ続ける日々。そんな状況を覆すべく、一人の怪人が最強の大戦隊を相手に反旗を翻す! グリーン部隊は、怪人幹部・マガティアの討伐に成功! その最中、謎の情報屋だった「千歳」の正体がグリーンキーパーであることが判明し、Dの次なる標的は定まった! 早速、千歳暗殺のチャンスを狙い、錫切と手を組み尾行を開始するが、その先には千歳と仲睦まじい家族がいてーー。それでもDの覚悟は揺るがない…!! VS.グリーンキーパー、開戦!