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日本一の兵と呼ばれ、戦国武将の中でも著名な真田幸村(信繁)。信濃国の小大名の次男として生まれた彼が、なぜ日本一の兵(つわもの)と呼ばれる武将となったのか。青年期の彼は、戦国時代の荒波の中で成長し、父や兄と力を合わせて真田家の危機を乗り越えていった。関ヶ原の戦いでは、兄と敵味方に分かれ争うことになるが、大軍を相手に本拠地を守り抜くことに成功する。そして父の死後、大坂冬の陣では、城に自身の名を冠した「真田丸」を築き幕府軍を寄せ付けなかった。翌年の夏の陣では徳川家康の本陣まであと一歩のところまで迫っている。本書は、真田幸村(信繁)の生涯を活写したオールカラーの学習まんがである。著名な戦国大名や真田一族の人物も多く登場し、その中での幸村(信繁)の姿を最新の考証をもとに描いている。まんがの難しい用語には脚注を入れ、巻末には年表、地図、関連人物紹介などの資料を掲載して、初めて歴史にふれる読者にもわかりやすい構成になっている。学研の学習まんがではおなじみの欄外の豆知識で、楽しく歴史知識も得られる。自己の信念を貫いて戦った武将として、今なお多くの人を魅了する真田幸村のことがよく分かる一冊である。
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平安時代の宮廷を舞台とした長編小説『源氏物語』の作者、紫式部。今から1000年以上も前に生まれた紫式部は、幼いころから学問に秀で、華やかな世界を想像することが大好きな少女でした。短く終わった結婚生活を悲しみ、物語を書くことに夢中になっていくうちに中宮彰子の女房として宮中で仕えることに。優美で細やかな日本独自の国風文化が花開き、かな文字で書かれた作品が多く誕生した時代のことです。本書は、紫式部の生涯を鮮やかに描いたオールカラーの学習まんがです。今でも世界中の人々に読みつがれる古典の名作『源氏物語』はいかにしてうまれたのか――まんがの難しい用語には脚注を入れ、巻末には年表、地図、関連人物紹介などの資料を掲載して、初めて歴史にふれる読者にもわかりやすい構成になっています。また学研の学習まんがではおなじみの欄外の豆知識で、楽しく歴史知識も得ることができます。才能豊かな1人の女性が宮廷社会をしなやかに生き抜く姿を、紫式部の生涯から学んでみてはいかがでしょうか。