85歳認知症のおばあちゃんが、過去に何かをやらかしたのでは?という謎と混沌に満ちたエピローグ。 雰囲気もストーリーも文学の匂いを感じる。 今どきの(普通の)孫娘視点から読み解かれるのはどんな真実なのか、続きが楽しみ。
今月のフィーヤンに描き下ろしの読切が載ってる! というかもうドラマ始まっていたのか…知らなかった 見開きカラー表紙が可愛かった。
いままでメイクに関心のなかった腐女子の子がメイクに目覚めるというお話。マンガに出てくるおすすめコスメとか見ていると、自分が20代だった頃を思い出してなんだか懐かしく感じます。テーマのわりには意地悪な人とか出てこないので、嫌な気持ちにならずに読めました。
源氏物語の世界から出てきたキャラが、現代日本に順応していく姿がすごく独特で面白い。 特にちょいちょい挟まれるオリジナル短歌のクオリティが高くて好き。
喪女と自分のことを卑屈している主人公の藤子にただただ共感しっぱなしでした。そんな藤子が"オカマ"の小柳さん…ではなく"オネエ"の小柳さんに調教させられている姿を見ていると読者も勇気づけられるというか、自分は性格ブスだったんだなと真正面からの指摘に藤子と同じリアクションをしていました(笑)小柳さんの毒舌がグサグサ刺さり心が折れそうになりますが、 読んだ後は自然と気持ちが前向きになる不思議な漫画です。結婚や恋愛に自分が縛られている人こそ読んでもらいたい作品です。
主人公の女の子が、自分の好きなもの、やりたいことにまっしぐら!って感じで好き。メイクが好きな人はもちろん、そうじゃない人も、主人公のパワーに引き込まれるから、読んでて楽しいと思います。話のテンポもいいし、絵が丁寧で綺麗なので、メイクやネイルで綺麗になった感じ、主人公の嬉しさが伝わってきて、読んでて気分が上がります!
アイドルと張り合ったりしないで、素直に声援を送っている光君と中ちゃんが可憐! 本当にいい男ってこういうものなのかもしれない。
『スローモーションをもう一度』の加納梨衣先生の新作。 以前スペリオールに載っていた読切『裸の肖像』でたまらなく心揺さぶられてしまったので、ターゲット層は絶対に違うよねと思いながら普段読んでいないFEEL YOUNGに手を出してみた。 仕事も恋も上手くいってると自分に言い聞かす30歳OLの主人公は、部屋が壊滅的に汚かった。 気に入ってすこしムリして借りた1LDKだけど心安らげる場所はベランダだけになっちゃってたり。 彼氏を連れてきたいのにこんな部屋にはちょっと・・な状況で同僚の男に要領が悪いと嫌味を言われ風邪を引き、クリスマスの約束も仕事で潰れ、ほとほと参ってしまったところで帰るのが汚部屋。 マンションの前で立ち尽くしていたところで出会ったのが嫌味を言ってきた同僚で同じ間取りなのに素敵な部屋に住んでいて・・。 汚部屋・・、分かる。 僕も職業柄、いろんなものが多くなってしまって部屋が片付かない。 毎日少しづつなって思ってても、現状維持がやっと。 現状維持だと思ってやってても日々増えるものたち。 現状維持は現状維持になっておらず緩やかに汚部屋への一途を辿っている我が家なので気持ちは痛いほど分かった。 今にして思えば、うちの家庭は転勤族だったこともあって、とにかく引越しのたびにダンボール詰めが大変で、「物は増やすな」と口うるさく言われていた。 三人兄弟で末っ子だったので自分の持ち物のとにかく少なくさせられて新しく買うのは控えさせられていた。 いまでこそ漫画が好きで3000冊以上持っているけど当時は0冊。 一人暮らしのときに抑圧された物欲が爆発してとんでもないことになった。 それから今まで大人になってからの物欲との付き合い方が未だに分かっていない。 この漫画の主人公と同じく要領も悪いのかもしれない。ただ、上手く力が抜けないのだ。 全てに全力で向かってしまう。良くも悪くも完璧主義なのだ。 仕事も恋も私生活も、となったときに、自分つまりは私生活を切り捨ててしまうのもめちゃくちゃに分かる。 この主人公は彼氏にも、彼氏の目に映る自分の姿も完璧にしようとしてるようにしか思えないがそんなの窮屈すぎる。 彼氏を信用しようと思うならさらけ出すべきなんだろうが、まだそこまでも至っていないようで。 そんなときに見栄を張らずに素のままの自分でいられるような、言い方は悪いけど優しさから本音しか言ってこない同僚は魅力的に映るだろう、自分にはできないのにずるい、と。 ここから一波乱起きそうだ。
いくえみ猫(にゃんこ)達は可愛いにもほどがある。見ているだけで癒やされる話も多い。ただ老猫だから悲しい別れもあったりもする。でもそれも含めて、猫を飼うということなんだろうな。 ブンたんも可愛いけど、最新話のルルのエピソード好きだった。
よく、次号予告の作品が落ちる。次号を買うと載っていなくて、特に何の断りもない。とても読者に失礼だと思う。 他方、最近の作品は読みごたえがあり、いい作者が揃ってきていると思う。連載を落とすような大家に頼らないほうがいいのでは。
85歳認知症のおばあちゃんが、過去に何かをやらかしたのでは?という謎と混沌に満ちたエピローグ。 雰囲気もストーリーも文学の匂いを感じる。 今どきの(普通の)孫娘視点から読み解かれるのはどんな真実なのか、続きが楽しみ。