「おあよう まぁま」夢から目覚めると、俺は「まま」になっていた――櫻井 翠が一人で暮らす広い家に、ある日突然やってきた子連れの男。廉という名前のその男と、赤ちゃんの獏と翠との家族みたいな生活はその日から始まった。廉のきわどいスキンシップに戸惑いつつも、しばらくぶりの温かな生活に翠の心は満たされていくのだが…。
身長は低いけど、漢気はエベレスト級のヤンキー・真尋。ある日、喧嘩をしていたら、高身長のさわやかイケメンくんに窮地を救われた。どうやら同じ学校の奴らしい…と思っていたら、なんとそいつが母親の再婚相手の連れ子として現れた! しかも実はうぶな真尋にエロ本攻撃をしかけてきて…俺の貞操、マジでピンチなんですけど!!??
「私の花嫁になってくれませんか?」酔っぱらったある夜、蒼介は、宇宙人のようなうねうねした物体に、プロポーズされ、うっかり受けてしまった! 翌朝目覚めたときには夢かと思ったが、何かが体の中を蠢いた感覚が残っている。不審に思っていたところ、家にイケメンがやってきた。彼は、その「宇宙人みたいな何か」が人間に変身した姿で──!? 純愛v触手ラブ!
「お気に召して頂けましたか?」気まぐれで入店した小さなフレンチレストラン。優しくシェフに声をかけられ、涙が零れた――。同棲していた男に一方的に別れを告げられたのは一年前。以来、一人で食事をしたくなくて、俺はレストラン巡りをするようになっていた。誠実でおおらかなシェフ・水城くんの料理は食べると幸せな気持ちにさせてくれて、通ううちに失恋の傷は癒えていった。そして、いつしか水城くんのことが気になり始めていて…? 年下シェフ×真面目リーマンの愛あふれる美味しい恋v
「お前、どんだけ俺の事が好きなんだよ」勉強はできるけど、空気を読むのが致命的に苦手な学級委員長の静生。唯一の友達が隣に住む幼なじみ・将人だ。手のかかるこの幼なじみは、毎朝遅刻ギリギリ、赤点は取るし、ちょっと目を離すと素行の悪い輩とつるむ始末。自分が傍にいてやらないとダメなはず…と思っていたある日、将人が両親の留守中にAVを見ると言いだした! ここは正しい道に導いてやらねば…! と勢いこんだら…あれ? 何でキスされて、裸にされてるんだ―――!?
「俺にも種付けして下さい!」どうぶつの森で暮らすオオカミは発情期になるとヤマネコ相手に性欲処理をする毎日。だが、本当の想い人は別にいる。無邪気で可愛いヒツジのメリーだ。美味しそうに草を食べてニコニコ笑う可愛い奴。いつも群れからはぐれるドジなところもたまらない。気に入ったら即モノにしていた今までと違って、メリー相手だと時間をかけて落とす、なんて「らしくない」事も苦にならない。ところが、うぶなメリーにもどうやら発情期が来て…?
「俺、ほんとは毎日だってデートしたいんだから」入学式でワンコ系幼なじみの永久に再会したら、キラキラ眩しい笑顔でイキナリ告ってきた! その上永久は「ゆいちゃんが困ってるとこ、かーわいー」なんて、ほっぺに指つんしてくるし。大キライなはずだったのに、もうアタマん中、永久でいっぱいだ。――神様、ぬるめの学園生活、超希望です!(><)
倒錯レンズ
「言ったでしょう? 何でもするって」女子カメラ部顧問で美術教師の内泉の前に、元教え子で人気ゆるふわ大学生カメラマンの千鳥が現れた。他の生徒たちの前では優しく人当たりのいい千鳥だったが、内泉の前では一変、高校時代からの内泉への歪んだ想いをぶつけてきた。ゲイだと気づかされ、人生を変えられた償いを…と、内泉のあられもない姿の撮影を強要する――。倒錯した性愛の果てに、愛は生まれるのか。
“やってもみずに諦めるな。まず挑め!”消極的な高校生の野田航太は、父の教えに従い、目前のことに挑むことにした。サッカー部の笠村聡からの告白に頷いたのだ。同性とのお付き合いに初めは戸惑った航太だが、優しい聡と過ごすのは心地よかった。そうしてキスやえっちなことにも果敢に挑んでいくが――!?
リモコン彼氏
工業高専に通う溝呂木の想い人は、頭よし、顔よし、人当たりよしで人気者の小園葵。対して溝呂木は、クラスの女子から「キモい」と称される研究オタクのコミュ障だ。月とスッポンの二人だが、葵は「恩を売って将来がっぽり貰う」と憎まれ口をたたきつつ、溝呂木の実力を認めて研究に協力してくれる。ところがある日、溝呂木の密かな妄想をプログラムしていたシステムの誤作動で葵がエロモードになってしまい…!!?
「お前が痴漢だな!」地味でビビリな岡くんは、バイト帰りに痴漢に間違われた!! おまわりさんに追いかけられて、思わず逃走しちゃったけど、その凄い美形なおまわりさんはバイト先にまで現れて…!? やばい――なんで俺がこんな目に(泣)。身の潔白を証明する為、痴漢捜査に協力することになったけど、そのおまわりさんは、囮捜査のためドヤ顔で女装するヘンタイ(!?)だった! でも、変な人なのに、何だか気になってしまって…!?
「これはおしおきだよ?」いい加減で軽薄な伊勢崎先輩は、学園の王様みたいな人。いつも意味不明なちょっかいをかけてくる先輩が、僕は大嫌いだ。今日も先輩をかわしてバスに飛び乗ったら、なんとそれは先輩が僕を堕とすために用意した痴漢バスだった!!? ガラス張りに改造された車内で、衆人環視のなか裸に剥かれ、弄ばれて…。こんなの嫌なはずなのに、感じてしまって――。