ぼくのパパとパパの話

同性婚と育児

ぼくのパパとパパの話 ろじ
るる
るる

めちゃくちゃ泣いてしまった。 何か事件が起きるわけじゃないんだけど 心に沁みて涙が出てくる。 2人とも人間性がとても良い。 愛がちょっとエキセントリックで、結構一般的な思考して気持ちが黒くなりやすい奈央にはお似合い。 そしてひろがものすごく良い子! 血が繋がってなくても思考回路がちょっと愛に似てる。 (血なんて関係なく似ることだってある!) 七海ちゃんのお母さんとの話はとてもよく分かる。 マイノリティー相手にそういう言い方する?ってことがテーマに関わらず多々ある。 そしてそれには悪意がないからむしろ指摘しづらい。 心底あーこれ好きだなって作品に久々に出会った。 2巻既読。 泣くーーー😭 みんな変でみんな違ってみんな良い。 多様性だね。 ある人の普通が全員にとって同じように普通なわけではない。 愛の旧友の言葉は辛辣で、過去に自分が不快だったように今度は自分が「世間一般の普通の押し付け」で相手を傷つけてしまった。 今回はあの天真爛漫なひろがちょっと傷ついてしまったけど、そこからの復活と転換は愛譲り。 愛と奈央はお互いに欠けているところを補い合いながら、ひろの成長を見守って家族として一緒に成長していっている。 この家族の話をもっと読みたい😭

屍と花嫁

散りばめられた違和感が解消された時、深い愛の物語が見えてくる #1巻応援

屍と花嫁 赤河左岸
sogor25
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黄(ファン)家には兄の静(ジン)と弟の麗(リィ)という腹違いの兄弟がいました。 2人は次期当主の後継争いで対立しており、現当主である父の寵愛を受けていたリィは雹華(ヒョウカ)という女性と政略結婚をすることになるのですが、その婚礼の儀の最中、ヒョウカはジンの一派に毒を盛られてしまい、リィはジンのことをその場で殺害、一方のヒョウカはというと一命を取り留めたものの毒の影響で人前に出られない顔になってしまったとのこと。 そんな凄惨な事件が起こったあとのリィとヒョウカを描いた作品… なんですが、1話を読み進めていくうちにある違和感が顔を覗かせてきます。 「人前に晒すことができない顔になった」と作中で言われていたヒョウカですが、1話後半で描かれている"彼女"の姿は美しく描かれており、また、一見すると"彼女"が"男性"であるかのような描写も見られます。 そんなヒョウカに対してリィは至って自然に接しているのですが、ヒョウカの名前を覚えていないような振る舞いを見せるなど、なにか秘密を抱えている様子。 そんな数々の違和感が物語を読み進めるうちに少しずつ解消されてゆき、気付けば"2人"の愛の物語へと収束していきます。 ストーリーは細部まで綿密に組み上げられていて、それでいて物語の最後の最後まで仕掛けが施されている、始めから終わりまで全てが美しい物語です。