1年の半分を海外で過ごしている漫画家・東條さち子。現地の人たちとの文化の違いに悩まされながらもスリランカでゲストハウスを経営している。しかし、コロナ禍により収入はほぼゼロに……。さらに追い打ちをかけるかのように、国がまさかの経済破綻(デフォルト)してしまった!!ひと晩で物価が激変していく日々に右往左往。危機的状況にも現地の人との感覚の違いにヤキモキ。肌で感じるカルチャーギャップやスリランカの今を描くコミックエッセイ!
漫画家と雑貨屋を営むにしけ婦人は、夫と重度の知的障害を持つ息子・くーちゃんとの3人家族。それなりに幸せに暮らしている、そう思っていたところへある日、「にしこ」と名乗る障害を持った青年が現れ、人生の歯車が突如大きく狂いだすことに…!?46歳女性漫画家のストレートな感情を描く、衝撃の不倫コミックエッセイ上巻!
幼い頃に見た医療ドラマに憧れて、看護師を目指したみちこ。無事、夢はかなったものの「人を助ける仕事がしたい」という志とは裏腹に、膨大すぎる仕事量に忙殺される日々を送っていた。現役ナースでもある著者が「ナースあるある」を交えて描くオリジナルストーリー!
弁護士・エツコ先生の法律事務所には、今日もさまざまな女たちが訪れる。離婚相談・ハラスメント・名誉棄損……「腹をくくった」女たちと、法律で彼女たちをサポートする、エツコ先生の闘いの記録!ある日、事務所を訪れたのは、35歳の女性。夫の浮気が発覚した彼女は、エツコ先生にいったいどんな相談を持ちかけるのか――?
大学進学を機に幼馴染の草介とルームシェアをすることになった大河。新生活に胸を膨らませる大河であったが、草介の様子がいつもと違うことに戸惑いはじめる。ちょっと触れただけで頬を赤らめ、おそろいのマグカップを用意し、引っ越しの荷ほどき中にはキス未遂も!?「草介……絶対俺のこと好きじゃん!!」好きすぎる思いが隠しきれないツンデレ幼馴染(♂)と巨乳好きノンケ男子の危うい(!?)共同生活が開幕!!
普通の主婦だった笹本真雪は、老人ホームに入居する母親のために「ハンマーダルシマー」という楽器を習いはじめる。認知症に良いというその楽器の音色を母に聞かせたいために、ホームでの演奏会をしたことをきっかけに、彼女のもとにさまざまな場所から演奏依頼が舞い込むことに……!不思議なダルシマーの音色に導かれ、演奏先で出会った人々との心の交流を描く、ハートフルストーリー!
健康な女性に毎月起こる「月経(生理)」。検査しても婦人科系器官には異常がないにもかかわらず、10代の頃から月経が激重で月の3分の1を苦しんできた作者。30代で月経に対して痛みや不調を感じすぎてしまう「人体のバグ」だということが判明し、ピルの服薬治療を開始したところ症状が改善。このことで「生理」について興味がわき、いろいろと調べてみることに……!知れば知るほどおもしろい生理の話!おまけページの描き下ろしがついた、読み応えバツグンの1冊!※この作品は「私も知らない月経の話」分冊版をまとめ、加筆修正を加えた作品です。重複購入にご注意下さい。
優しかった彼は、結婚したら変わってしまった。無視、暴言、束縛を受けつづげ「私が悪いからだ」と夫の顔色をうかがいながら生きる妻が選んだ選択は―――!?●「身近な人に被害の疑いがあったら?」「慰謝料はとれるの?」女性弁護士に聞くモラハラのあれこれ&後日談の描き下ろしつき!
派遣OLのたまは、母親が病気で先立ったあと、「父」とふたり暮らし。資格取得を夢見て、東京の会社まで通いながら、母親の連れ子だった、たまと姉と弟を愛情持って育ててくれた父に、これから恩返ししようと思いながら平凡な生活を送っていた。……しかし、2007年のある夜、父は仕事中に強盗に襲われ、この世を去ってしまった。一瞬で崩れた「日常」に、たまの心はついていけず、しだいに壊れていくのだった。
職場のパワハラやセクハラ、親子関係、夫婦関係…形はいろいろあれど、日々、闘いつづける世の女性たち。レズビアン風俗「Liliy’s Dream」は、ひと時だけでもそんな貴女のさびしさ・傷を癒やし、特別な存在にいたします――。そんなレズビアン風俗店を舞台にした、オムニバスストーリー!
モラハラをテーマにした漫画をいくつか読んだけど、これぞ決定版とも言える漫画かもしれない。原作者が実際に受けた体験談が元になっていて、結婚後に夫からのモラハラ行為が徐々にエスカレートし、ついには離婚するまでの生活が描かれている。ここに書かれていることは、後から振り返ればなぜ逃げなかったのか疑問に思ってしまうような話ばかりだけど、他人からはそう見えてしまうことこそがモラハラ被害の一番恐ろしい所だと思った。この本は、作者の心情の変化が上手く表現されていて、他のモラハラ漫画よりも共感できる。離婚するまでの準備や、慰謝料についてもちゃんと描かれているし、専門の弁護士がさらに詳しいコラムで説明してくれる。本気でモラハラで悩む人に寄り添う内容であり、モラハラチェックリストとしても非常に優れた一冊だと思う。