メゾンドモザイク
『恋人がいないっておかしい?いつかは結婚しなきゃいけないの?』信じていた既婚の恋人に捨てられ、職も失った円。そんな時でも隣で励ましてくれるのはたった一人の親友・満だった。楽観的で恋をしない満と、無いものだらけの円…。今が楽しい、をずっと続けるのはダメなのかな? なんだか世間から置いていかれそう。何かの転機になることを期待して、2人はソーシャルアパートメントに移り住むことを決めた。個性あふれる住人ばかりの『メゾンドモザイク』で、なんとなく歩いていた自分たちに気づかされた2人は…。“普通”じゃない、も知り始めるシェアライフ。
江野川叶音、36歳。賃貸の更新をした日、8年同棲した彼氏にフラれました。別れた辛さより、恋人がいることで世間でいう“普通の女性”として認められていると思ってたから、どうしていいかわからないー。そんな時、大人びた19歳の少女・琴子と出会う。琴子は優しくも孤高で、何事にも揺るがない。周りに流されてばかりの叶音にはとても眩しくて…。「あなたの言う“普通”って、そんなに大事なこと?」─誰になんて言われても、自分に嘘をつかないでいたい。“普通”を失い、初めて“自分”と向き合う叶音。どこか寂しそうにしている彼女の心に触れられたらきっと私は──。
「私だって!愛されてみたい(涙)」かつては最強クラスの魔女っ娘だった純子も、平和な時に流れされて気づけばもう30歳…。後進を育てる指導者として情熱はあるものの、若い魔女たちとは会話も合わず…マトモな恋も経験しないまま、唯一の心の趣味はといえばBL漫画。どっぷりハマり自作するほど堕ちていた。そんな純子を我に返したのは人間界へ移住した元仲間の結婚報告! このままじゃイカン! なんとか自分も幸せとやらを手に入れてやる! 思い立ったが吉日。魔法界でのキャリアは捨てて、コネなし魔法禁句の人間界へ、勢いだけでやってきましたw 世間知らずのやらかし系魔女の現実サバイバルラブコメディー
「彼氏が欲しいとまでは言わないから、せめてヤリたい…ヤリたいのだ!!」性欲の強い女・せつこがセックス欲しさに暴れまくって早3年。大学を卒業した彼女はドラッグストアで働く社会人に。合コンにナンパ…ヤンチャしていた自分は過去の遺物。仕事も恋も心機一転!…と思いきや、冴えない日常の連続に不満げなご様子で!? 赴任したばかりの新卒薬剤師・南後の前で険悪な空気を作ってしまう。わだかまりを払拭しようと、せつこが目指した場所はやっぱり…ラブホテルだった! 自重の概念が無い処女が社畜になってもストレートな下ネタで我が道進む!? ちょっと不器用なセックス未遂コメディ、社会人編の始まり! ※このシリーズは電子雑誌『恋愛ショコラ』にて掲載された「セックスの誘い方~女子大生編」の続編です!
『3人同時に結婚!』本気の婚活バトルが幕を開けた! 30歳になったゆかりを祝う仲良し3人組は友人の結婚式の招待状を眺めながら話す。いい加減3人でいる居心地のよさに甘えてはいけない…と。アラサートークはそこから更にヒートアップ! 結婚式当日、好感触の男性と千里が早速良い雰囲気に…と思いきや営業かい~! その後も嫁度を上げるべく様々な経験を試みるもなぜか毎回不可解な行動へ…。「本当の幸せって?」「何のために結婚したいんだっけ?」看護師の香夜子(かやこ)・インテリアメーカー事務のゆかり・子ども服店員の千里(ちさと)3人は幸せの答えにたどり着けるのか―? ※この作品は「マリッジ連合~幸せ以上花嫁未満」(1)~(7)の合本版です。
「僕はね、春の雪ってとても良いと思うんです。まるで八重桜のようで」あの頃の、聞けるはずのないあの声が、また私の名前を呼んでいる―― なんとなく冴えなくて、ロマンチストな津田先生。春野雪はそんな先生が大好きで、隣に並びたくて教職の道を選んだ。大学も卒業間近、あと一歩でその夢が叶うという矢先、先生の訃報が届いた。伝えられなかった想いと、叶えることができなくなった夢に戸惑う雪。私はどうしたらいいんだろう――。一方、幼くして母親を亡くし、次いで父親を失った津田の息子・律もまた、深い悲しみから動けずにいた。止まった二人の時間は、お互いを見つけた瞬間から動き出すが、再会したのは思わぬ場所で… ※この作品は「はるのゆきは溶けない」(1)~(6)の合本版です。
「私は一人で大丈夫」辛い状況から抜け出すため悩みもがき続けた彼女に手を差し伸べてくれたのは… “一発屋の作家”と呼ばれる小説家の育(いくみ)は、じり貧生活で創作活動に没頭中。そんな育の作品を待ち続けてくれている担当編集者・尾道の期待に応えようとプレッシャーの中で一人戦う彼女の元に現れたのは――長身イケメンの家政夫(ハウスキーパー)!? 「おかえりなさい、育先生」突然現れた家政夫の蓮治を怪しみ、彼を追い返した育は再び執筆に没頭するも、また無理をして倒れ右手を負傷。尾道の強い勧めもあり、「右手が治るまでなら…」と蓮治の世話になるが…!? ――小説家と家政夫の不器用な“ほぼ”同居生活がスタート! ※この作品は「つづる手、つなぐ~家政夫さんと私」(1)~(5)の合本版です。
「前のような君に戻って欲しい」「君は今のままでいいんだよ」交通事故に遭い、高校入学時から10年間の記憶を失った緑。親族のいない緑は婚約者と名乗る雄介に、一緒に暮らしていた時のことを繰り返せば記憶が戻るはず、と半ば強引に同居生活が始まる。記憶のない不安な中、街で偶然すれ違った男性になにかを感じて呼び止めると、相手は初恋の吟次だった。モラハラ気質な雄介に比べ、吟次は包容力があって緑は次第に心を惹かれていくが、吟次と一緒にいる時だけ頭痛がするようになる… 唯一の手がかりの携帯の履歴に残された『ストーカー被害』の文字。微かに残る記憶と、今ある確かな感情。“自分”を見つける恋が始まる──。
「1億円。」――無遠慮な競売の声が響く中、一人高貴で美しい仮面の男が破格の高値で私を落札した。奴隷としてこき使われるかと思いきや、甘やかされて優しく弄ばれる甘々ご寵愛デイズが幕を開けて――!? 冨塚さくらはエステティシャン。日本で働きながら、休みは世界中のエステを回るのが趣味。今回はドバイの豪華すぎるエステを楽しむつもりが… 気づけばオークション会場で自分が競売にかけられていた!? 混乱の中、ウルジュワーン・タウスことウル様という謎の美しい貴人に落札されてしまう。召使いとして仕えることになり、エステの腕を買われマッサージすることになるが…
ある日、人の頭上に数字が見えるようになりました――。カメラマンの見習いアシスタントとして働く百環は33歳。趣味は写真、仕事も写真で、彼氏無し暦=年齢。同窓会でも「そんなに仕事ばっかりしてて人生楽しいの?」と言われる始末。好きなことを仕事にできて幸せだ、と割り切っていたつもりだったけど… その帰り道、交通事故に巻き込まれ意識を失う瞬間に思ったのは、恋愛と仕事への後悔で――。奇跡的に無事、意識を取り戻した百環だったが、それから人の頭上に数字のようなものが見えるようになってしまい…!? 数字が示すのはそれぞれの運命…? どんなに大人になったって迷いながら生きている。数字があなたの『トリセツ』教えます。