あらすじ

ヴルポをかばい、鷲塚の凶弾に倒れたソラ。自身を責めるヴルポをアハメッドが慰める中、猫森は瀕死のソラを救うべくサイボーグ技術を使った緊急手術に臨む。その一方でホームに迫る尊厳会の魔の手。そしてそこには倒れたはずの鷲塚の姿が‥‥。力を求め身体を機械化し「人」から遠ざかるほど、復讐という夢へ近づくソラ。自らの肉体を、魂を捧げながら、歩みを止めない旅路の先でソラを待つ運命とは――。禁忌の戦争兵器を巡る復讐のSFアクション、最終第3巻。
機械仕掛けのジュブナイル(1)

長引く紛争を終結させるために創られた兵器“サイボーグ義手”。禁忌の技術として生まれたその力は、医療機器に形を変え、人々の生活を支えていた。サイボーグ義手を使う母を持つ狐月ソラは、自身が起こした交通事故のトラウマを引きずり、家にこもり、だれとも関わることのない日々を過ごしていた。それでも、母と2人で過ごす毎日は幸せだった。あの事件が起こるまでは――。禁断の戦争兵器を巡る復讐の青春SF、開幕――。

機械仕掛けのジュブナイル(2)

汚職刑事・鷲塚に母親を殺された復讐を果たすため、母の形見のサイボーグ義手を身につけ、立ち上がったソラ。同じくサイボーグ義手を操るヴルポと共に、鷲塚へと繋がる手がかりを得るため、別の汚職刑事への襲撃計画を立てる。しかしヴルポの制止を無視し、人質の汚職刑事を殺してしまうソラ。血に染まった義手を見て浮かべた笑みは、復讐の達成感かそれとも‥‥。力が少年の中の新たな一面を呼び起こす。禁断の戦争兵器を巡るSFアクション第2巻。

機械仕掛けのジュブナイル(3)

ヴルポをかばい、鷲塚の凶弾に倒れたソラ。自身を責めるヴルポをアハメッドが慰める中、猫森は瀕死のソラを救うべくサイボーグ技術を使った緊急手術に臨む。その一方でホームに迫る尊厳会の魔の手。そしてそこには倒れたはずの鷲塚の姿が‥‥。力を求め身体を機械化し「人」から遠ざかるほど、復讐という夢へ近づくソラ。自らの肉体を、魂を捧げながら、歩みを止めない旅路の先でソラを待つ運命とは――。禁忌の戦争兵器を巡る復讐のSFアクション、最終第3巻。