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荒れ果てた大西部に、一人の男がやってきた。一人前のカウボーイになるために。名をハワード・フォックス、マキシム爺さんのつてだ、と挨拶する。領主は彼の瞳の鋭さを見込み、仕事を与えることにした。ある日、嵐が来て、雷に驚いた牛の群れが暴走を始めた！ 領主夫人が乗る車が牛たちの暴走に巻き込まれそうになった時、ハワードが間一髪身を挺して夫人を救い出した。この一件で領主に認められたハワードは、ついに念願の「自分の土地」を手に入れることに。しかし、ここからが彼の試練だった…!!
荒れ地に心血を注ぎ、ついに開拓を成功させたハワード・スミス。しかし西部の大地はさらなる試練を彼に与えたのだった。干ばつ、イナゴ、大竜巻…そして最愛の息子・ジミーが、がけ崩れに巻き込まれて亡くなってしまう。絶望し、打ちのめされるハワードと妻だったが、突然の地響きとともに彼の土地から大漁の黒い水が吹き出したのだ。石油が出たのである!! ハワードは、すべてを失った男から石油工場を持つ大会社の主になったのだ。しかし、夢を叶えたかに見えた彼には、次なる戦いが待ち受けていた…！
