あらすじ

生まれつき頭花(トーカ)と呼ばれる花が頭部に咲く世界、トーカはひとりひとりのアイデンティティ、シンボルとして特別に大切にされてきた。一般家庭で大事に育てられ、年相応の悩みを持ち慎ましく不自由なく過ごしてきたのばら。大学4年、就職の最終面接を控えたのばらの身に、予想もできない不幸が襲いかかり…。順調だった生活は一転、先の見えないのばらに手を差し伸べたのは、ひとりの青年だった――。
ひらりふたり、花の国1
生まれつき頭花(トーカ)と呼ばれる花が頭部に咲く世界、トーカはひとりひとりのアイデンティティ、シンボルとして特別に大切にされてきた。一般家庭で大事に育てられ、年相応の悩みを持ち慎ましく不自由なく過ごしてきたのばら。大学4年、就職の最終面接を控えたのばらの身に、予想もできない不幸が襲いかかり…。順調だった生活は一転、先の見えないのばらに手を差し伸べたのは、ひとりの青年だった――。
ひらりふたり、花の国2
フラワーショップ「nonno」で働くことになったのばら。心機一転気持ちを切り替えようと意気込むのばらだったが、心の奥底には小さなわだかまりが渦巻いており…。
ひらりふたり、花の国3
自分の醜い感情に気づき、「nonno」を飛び出してしまったのばら。追いかけてきた藍は、のばらと出会った時の気持ちをポツポツと語りだし…。
ひらりふたり、花の国4
のばらによそよそしい態度をとってしまったことを後悔していたスミレは、思い切ってのばらのもとへと訪れるが――。
ひらりふたり、花の国5
それぞれが自分の目標を持って暮らしていることを知ったのばら。自分を振り返り、ここまで立ち直れるきっかけを作ってくれた藍に芽生えたのは、感謝の気持ちのみではなく…。
ひらりふたり、花の国6
のばらの身に起こったまさかの変化。周囲とどう接すれば良いのか、これからどうしていくのか、戸惑いは誰よりも自身が大きく…。
ひらりふたり、花の国7
藍から思いがけない言葉をかけられたのばら。納得できず藍が育った施設へと同行するが、ムトーカの子供達と接して何を思う…?
ひらりふたり、花の国8
トーカとは?自身とは?様々な出会いと境遇を経て、悩み抜いた末に抱いた決意。一人で去ろうとする藍を追いかけるのばらがとった、衝撃の行動とは…!?
ひらりふたり、花の国 セット版

ひらりふたり、花の国 セット版

生まれつき頭花(トーカ)と呼ばれる花が頭部に咲く世界、トーカはひとりひとりのアイデンティティ、シンボルとして特別に大切にされてきた。一般家庭で大事に育てられ、年相応の悩みを持ち慎ましく不自由なく過ごしてきたのばら。大学4年、就職の最終面接を控えたのばらの身に、予想もできない不幸が襲いかかり…。順調だった生活は一転、先の見えないのばらに手を差し伸べたのは、ひとりの青年だった――。
読切 スミカの棲家

読切 スミカの棲家

とある田舎町の女子高生、スミカ。彼女は密かに「他人の家に上がり込む」ことをルーティーンにしていた。不法侵入と分かっていても止められない複雑な心理。その根底には、ミニマリストとして活躍する母親との確執があった。"家" と "そこに棲む人たち" が織りなす、極上のヒューマンドラマ。
踊り場にスカートが鳴る

踊り場にスカートが鳴る

桜ヶ森高校・社交ダンス部2年の春間ききは、「パートナー」(女役)として踊りたいと思いながら身長が高い自分に「合う役」である「リーダー」(男役)を続けていた。ある日、ききは幼馴染からペアの解消を告げられ、新しいパートナーを探すことに。…しかし、なかなか新しいペアは組めず、放課後に一人、憧れるパートナーのダンスを踊っていた。そんな彼女の姿を見た小柄で華奢な1年生・鳥羽見みちるは「私のパートナーになってください」と言って手をとり──