あらすじ

時は明治。文明開化の足音が高らかになり響―――かない山奥に、小野爽真(そうま)はやってきた。師匠に云われるがまま、小学校の教師として赴任してきた爽真だが、たどり着いた先で出会ったのは、しゃべる猫に、空飛ぶ子どもに、オロシア人………。戸惑う爽真はいいようにあしらわれ、気が付けば山の中で子供たちと迷子になっていた。かつて師匠たちに云われたように「役立たず」扱いされる爽真だが、子供たちと接するうちに、心に強く燃え上がる思いがあった―――明治初頭を舞台に描くハチャメチャファンタジー。 表題作『ひなたのわらべ』第一話~第三話を収録。  (作者が長編作品として初めて描いた作品です。)
Ming短編集(1)由羅物語

ここは地獄。閻魔さまの隣におわすのは、小野篁候。そして、一匹のパンダ―――「由羅(ゆら)」さま。 ゆらさまは今日も閻魔様を助け、地獄に集まった亡者の裁きに忙しくお過ごしの様子。その一方で気になるのは、部下の新米水先案内人「久摩(くま)」の様子。元気のないくま公が気がかりなゆらさまは、ある日くま公の様子をうかがっていました。すると、彼がのぞいていたのは、此岸(しがん)の世界。あちらに生まれることのできなかったくま公の寂しさを知ったゆらさまは、一つの決意をします。閻魔様の片腕のえらーいぱんだ「ゆら」が、地獄の人々と織り成す心温かまる物語。 表題作『由羅物語』第一話~第伍話を収録。 (作者が、マンガ作品として初めて描いた作品です。)

Ming短編集(2)ひなたのわらべ

時は明治。文明開化の足音が高らかになり響―――かない山奥に、小野爽真(そうま)はやってきた。師匠に云われるがまま、小学校の教師として赴任してきた爽真だが、たどり着いた先で出会ったのは、しゃべる猫に、空飛ぶ子どもに、オロシア人………。戸惑う爽真はいいようにあしらわれ、気が付けば山の中で子供たちと迷子になっていた。かつて師匠たちに云われたように「役立たず」扱いされる爽真だが、子供たちと接するうちに、心に強く燃え上がる思いがあった―――明治初頭を舞台に描くハチャメチャファンタジー。 表題作『ひなたのわらべ』第一話~第三話を収録。  (作者が長編作品として初めて描いた作品です。)

Ming短編集(3)MotherVoice

人間のバカのおかげで世界は崩れ、バラバラになった―――魔法の力でかろうじて星をつなぎとめた世界は、大地が動き、案内人なしでは目的地へたどり着けない。道なき世界で道案内人を務めるのは世界の声を聞く少女ミア。彼女が引き受けた仕事は、この世界をつなぎとめる『柱』がある『地(エデ)』へと向かう旅。『柱』である竜を静めなければ、世界は再び崩壊してしまう。けれど、それはベテランの案内人でさえ拒む危険な旅だった。しかしミアは望んで飛び込んでいく。その先に彼女の求めた世界があった―――ドラゴンと、魔法と、美少女と、イケメンおじさんを詰め込んだ明ワールドへようこそ! 表題作『Mother Voice』の他、スーパーハチャメチャコメディ四コマ『バーレイズ』100本、エッセイ2本を収録 (『Mother Voice』は作者が、『リヒト』連載直後に初めて描いた作品、『バーレイズ』は初めて描いた四コマ連作です)