あらすじコンビニ「ロージー」で、今日も様々な想いを胸にコンビニに来るお客さんにまりあは笑顔で迎える。お金を落としたと、言ってきた男は本当は金持ちだった。憧れの詩人である城崎と偶然知り合いまりあの気持ちはどうなるのか?三浦みつるが送るハートフルストーリー。
最愛のおばあちゃんが亡くなって天涯孤独になった20才のまりあちゃんは、おばあちゃんに代わって恩返しするために上京、コンビニで働くことになるのですが、まりあちゃんの純粋さ、素直さ、優しさ、温かさは、触れ合う人々の心を癒して、やさしい気持ちで満たします。と書くと、漫画の世界だけの現実的でない理想話のように思われそうですが、まりあちゃんを見ていると、ちょっとしたささやかな思いやりや気遣いでも、人の心を動かす力があると信じられる気持ちになります。コミカルなストーリー運びで、説教じみてないので、誰にでもとても読みやすいですし、エピソードごとにハッピーなエンディングにたどり着くので、読者のこちらにも幸せな気持ちがどんどん膨らんでいきます。世知辛い世の中で生きづらいと感じることも多いですが、この漫画を読んでいると、人の心の温かさを信じてみたくなると同時に、自分も今よりも優しい人になれそうな気分になります。