あらすじ

保育士として働く主婦の路子(みちこ)だったが、その場しのぎの甘いやり方で児童を指導することで保育園内でも評判が悪かった。そして、そんな路子に育てられた一人娘の友恵もまた、30近いのに働きもせず引きこもり、日がな一日ネットオークションで高額なオモチャを落札して過ごし(もちろん払うのは路子)、気に入らないことがあると暴力をふるうというろくでもない存在になっていた。自らの失敗子育てが原因とはいえ、そんな地獄のような日々に疲れ果てる路子…そんなとき、若い青年からやさしく声をかけられ、救われたような気持ちになる彼女だったが、実はそれは悪徳商法の罠で……事態はさらに悪化、世にも恐ろしい結末の奈落へと向かって転がり落ちていくのだった――! (※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.4-3~特集/本当は怖い家族の裏事情」の内容と重複しています。ご注意ください)
暗闇のシングルマザー~うつ病のトンネルを抜けて~ご近所騒がせな女たち

主人公は夫と離婚し、小さなタウン誌の編集部で働きながら中学生の息子を育てるシングルマザー。うつ病を患い、生活の不安や将来の心配を抱えながら、ギリギリのところでがんばって生活していた。でも、日々限界が迫ってきているような気がする…私はこのまま生きていてもいいのだろうか? 早く死んで楽になったほうがいいんじゃないだろうか? そんなある日、精神的に切羽詰まった末に別れた夫に電話で「あの子のことを引き取ってよ!」と言ったのを息子に聞かれてしまい、「お母さんはオレを捨てるつもりなんだ!」と誤解され、二人の間はさらに険悪な状態に…ああ、すべてがもういやだ…いよいよ追い詰められた彼女に、果たして人生の希望は訪れるのか? 誰もが何かしら心を病んでいると言われる今の時代をリアルに描く、傑作シビア女性ストーリー!

お受験ママたちの偽りの笑顔~うちの子だけ受かればいいのよ~/ご近所騒がせな女たちVol.4

主婦の市原由有(ゆう)は、夫の亡き祖父母が遺した一戸建てに住むことになり、都内の一等地に夫と息子の拓馬(たくま)の三人で引っ越してきた。当初、知り合いもなく寂しかった由有だったが、公園で久保さおりという同年代の主婦と出会い、同じ年ごろの子を持つ母親同士、いい友達になれるといいなあと呑気に考えていた。ところが実はこの辺りは有名私立がひしめくお受験過熱地帯であり、さおりもそれを目的にここに住んでいるという筋金入りの超お受験ママ…彼女にとって由有は、いい友達どころか「ライバル」もしくは「利用する相手」以外の何者でもなかったのだ。そうとは知らない由有は、さおりに嫌われたくない一心で彼女に引っ張られるまま、ズブズブと深いお受験の泥沼にはまり込んでいくのだった――…。(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.4-2~特集/本当にコワイ主婦の敵」の内容と重複しています。ご注意ください)

ああ!マルチ商法にハメられた主婦/ご近所騒がせな女たちVol.4

専業主婦の明日香の夫は某店舗の店長を務めているが、ある日その夫から思わぬ言葉が…「この不景気の業績悪化で店舗が撤収になるかもしれない。俺の立場も危ういから、もしものときのためにおまえもパート勤めでも始めてくれないか?」さて困った! 実は明日香は学生時代にちょっとだけバイトをしたぐらいで、これまで一度もまともに働いたことがないのだ。結局、あれこれ求人を当たった末に『配達レディー』なる仕事を始めようと、その研修会場に向かうのだが、そこでのある出会いが彼女のその後を大きく狂わせることになってしまう。田村洋子なる女性から『パラダイム』という仕事の存在を教えられ、その企業理念にすっかり心酔した明日香…しかしそれは、いまどきのネットワーク・ビジネスという先進的な響きを持つ呼び名の仮面をかぶった、昔でいうところのいわゆる”ネズミ講・マルチ商法”だったのだ。おかげで友人・知人はおろか、夫からもすっかり信頼を失ってしまい――…? (※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.4-2~特集/本当にコワイ主婦の敵」の内容と重複しています。ご注意ください)

激突!!ママ友デスマッチ~私の結婚のほうが幸せよ~/ご近所騒がせな女たちVol.4

長年の憧れの地・横浜に念願のマンションを買い、夫と息子の裕太の3人で越してきた田島遥(はるか)だったが、いきなり思いもよらない相手と再会してしまう。それはかつてのOL時代の同僚であり、よき親友&ライバルでもあった慶子だったが、実は6年前、遥が夫との社内結婚&寿退社を報告したとき、慶子から夫のことをバカにするがごとき聞き捨てならない言葉を投げつけられ、それ以来絶好状態にあった相手だったのだ。聞けば、その後一流商社勤めの夫と結婚し遥たち以前よりこのマンションに住んでいるとのことで、しかも部屋はハイグレードな最上階の一等室! …さも得意げな顔でマウンティングしてくる慶子に対して、遥の対抗心もメラメラと燃え上がり…港町横浜を舞台に、女の意地とプライドをかけた戦いの火ぶたが切って落とされるのだった――!! (※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.4-2~特集/本当にコワイ主婦の敵」の内容と重複しています。ご注意ください)

私の子づくりを邪魔する女/ご近所騒がせな女たちVol.4

共稼ぎ夫婦の理帆子(りほこ)と孝之は結婚1か月のバリバリ新婚ほやほや状態。とにかくヤリたい盛りなのだが、ひとつ困ったことが…同じマンションに住む孝之の兄夫婦、この兄嫁の和枝が何かれとなく世話を焼いてくれるいい人なのだが、息子の健人をつれてやたらと遊びにくるものだから、そのおかげで理帆子たちの新婚エッチタイムがことあるごとに邪魔されてしまうのだ。もちろん悪気はないのだろうけど、理帆子としては欲求不満が溜まってしまって仕方ない。そんなある日のことだった。理帆子が自分たち夫婦の寝室に盗聴器が仕掛けられているのを発見したのは…思い当たるのは、和枝がお手製のベッドカバーを持ってきてくれたときしかない! ま、まさかお義姉さんが…いったいなぜ!?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.4-2~特集/本当にコワイ主婦の敵」の内容と重複しています。ご注意ください)

嫁姑、居場所を奪い合う女たち/ご近所騒がせな女たちVol.4

しほにとって、それは青天の霹靂だった。結婚前から10年勤めたデザイン事務所を突然リストラされたのだ。年齢的にも別のところに再就職というのも厳しく、仕方なく専業主婦になって今まで姑に任せきりにしてきた家事をすべて取り仕切ろうと心に決めた。しかし折り悪く季節はちょうど夏休み…小学生の娘・久美はずっと家にいて三食たべさせなくてはいけないうえに、姑の友達とその孫たちが毎日集団で(なんと総勢9人!)押し寄せてきてその食事の世話までさせられるはめになり、しほはほとほと疲れ果ててしまう。そしてそんな中あるトラブルをきっかけに、これまで溜まりに溜まっていたものが爆発し、しほは皆の目の前でとうとうブチきれてしまうのだった…。(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.4-2~特集/本当にコワイ主婦の敵」の内容と重複しています。ご注意ください)

夫が単身赴任から戻ってきて困ってます/ご近所騒がせな女たちVol.4

主人公の主婦は気が重かった。長かった単身赴任期間が終わり、いよいよ夫が家に戻ってくるのだ。この間、大学生のひとり娘も家を出ていて、主人公は家にひとりぼっちでいる寂しさをまぎらわすために趣味のトールペイントを始めたのだが、すぐにのめり込み見る見る上達、今では教室を開いて講師として生徒を持つまでになっていた。そんなわけで、いつしかすっかり一人暮らしの気楽かつ充実した日々に慣れきってしまっていた彼女にとって、夫の帰還は邪魔でめんどくさい以外の何ものでもなかったのだ。そして案の定、帰ってくるなり早々に夫は主人公の都合も気にせず、ああしろこうしろと好き放題に言い出す始末…ついには二人の間に決定的な亀裂が入り、冷戦状態に突入してしまって――…? (※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.4-2~特集/本当にコワイ主婦の敵」の内容と重複しています。ご注意ください)

悪嫁宣言~お義母さん、私あなたが嫌いです~/ご近所騒がせな女たちVol.4

紀子(のりこ)は、自分の母と祖母の嫁姑のいさかいがトラウマとなり、同居を前提とする恋人・孝一(こういち)との結婚に及び腰だった。しかし1年間の猶予期間ののち孝一の考え方も軟化し、義両親とは別居ということでようやく結婚とあいなった。その後、孝一の弟の修司(しゅうじ)も結婚することになるのだが、相手の彩香(あやか)というその女性は持ち前の外面のよさであっという間に姑を懐柔すると、二人仲睦まじげにタッグを組み、何かと紀子のことをさげすむようになる。するとそんな中、舅が脳梗塞で急逝したことによって、事態は急変! 一人暮らしが難しい姑のたっての願いで彩香夫婦の高級マンションでの同居生活が始まるのだが、ここにきて彩香がその本性をあらわにし、姑につらく当たるようになる。今度はそんな彩香に対する苦情と悪口を紀子のほうに訴えてくる姑だったが――…? (※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.4-3~特集/本当は怖い家族の裏事情」の内容と重複しています。ご注意ください)

毒母とクズ娘~世にも愚かな子育ての結末~/ご近所騒がせな女たちVol.4

保育士として働く主婦の路子(みちこ)だったが、その場しのぎの甘いやり方で児童を指導することで保育園内でも評判が悪かった。そして、そんな路子に育てられた一人娘の友恵もまた、30近いのに働きもせず引きこもり、日がな一日ネットオークションで高額なオモチャを落札して過ごし(もちろん払うのは路子)、気に入らないことがあると暴力をふるうというろくでもない存在になっていた。自らの失敗子育てが原因とはいえ、そんな地獄のような日々に疲れ果てる路子…そんなとき、若い青年からやさしく声をかけられ、救われたような気持ちになる彼女だったが、実はそれは悪徳商法の罠で……事態はさらに悪化、世にも恐ろしい結末の奈落へと向かって転がり落ちていくのだった――! (※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.4-3~特集/本当は怖い家族の裏事情」の内容と重複しています。ご注意ください)

醜悪!兄弟間遺産バトル~悲痛なる老母の想い~/ご近所騒がせな女たちVol.4

夫・勝三(かつみ)の老母・タエの米寿(88歳)のお祝いがあるということで、妻・知子(ともこ)は二人の子を連れて夫の故郷の実家にやってきた。当然そこには末っ子である夫の兄弟たち(兄二人・姉一人)家族もやってきていたのだが、何やら皆深刻な表情で、とてもお祝いなどという雰囲気ではなかった。それもそのはず、実はこの機に皆で老い先短い母の遺産分与について話し合うことになっており、各々が少しでも多くの遺産を得ようと必死の思惑でいたのだ。そしていざ協議が始まると、案の定、各自の取り分をめぐって事態は紛糾! 挙句の果てには兄弟間で拉致監禁騒ぎまで起きてしまう始末で、まさに骨肉の争い、ここに極まれりという有様だった。しかしそんなとき、老母・タエの発した一言が、ささくれだった皆の心を溶かしていって――…? (※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.4-3~特集/本当は怖い家族の裏事情」の内容と重複しています。ご注意ください)

不倫略奪婚した妻が落ちたのは幸せ地獄だった/ご近所騒がせな女たちVol.4

幸江(さちえ)は、エリートサラリーマンの夫とかわいい中学生の娘の3人家族で何不自由のない生活を送る主婦だったが、実は不倫略奪妊娠婚の末に今の幸せを得たという過去があった。シングルマザーだったろくでもない母の死後、幼い頃を施設で育った幸江はとにかく貧しく不幸な人生から脱出するために必死で生きてきたのだ。もちろんこのことは周囲には秘密だったが、ある日、幸江のその過去を知る女が訪ねてくる。昔働いていた会社の元同僚の内田園子という女だった。いつ自分の過去の秘密がこの女の口から皆に知れ渡るか…気が気でない幸江は口封じのために、昔の伝手を使って内田園子を罠にはめようと画策するのだが、その先には思いもよらない落とし穴が待ち受けていたのだった――…。(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.4-3~特集/本当は怖い家族の裏事情」の内容と重複しています。ご注意ください)

ある日突然、娘が消えた!~拉致被害家族のいたましき真実~/ご近所騒がせな女たちVol.4

昭和60(1985)年。神奈川県にある海辺の住宅地で、ある夜、紺野日奈子(こんの・ひなこ)という23歳の若い女性が突然姿を消した。それは、大学時代からの恋人との結婚式を間近に控えて幸せ真っ最中という状況の中、家族も知人もどうにも理解に苦しむ失踪だった。母・恭子、父・照雄、弟・正路、そして婚約者の芳明をはじめ、近しい皆が方々手を尽くしてその行方を捜すのだが杳として消息は知れず、警察のほうでもお手上げ状態だった。しかし、そんな生死すら判然としないまま皆が日奈子のことをあきらめかけていた頃のことだった。沢田公恵と名乗る一人の婦人が母・恭子に接触を図ってくるのだが、その話すところは想像を超える驚きと衝撃に満ちたものだった。なんと日奈子は、北朝鮮に拉致された自分の息子と結婚している可能性があるというのだ――! わが子を想う母の視線で、未だ解決への道のり遠い北朝鮮による日本人拉致問題の深層に迫る社会派ヒューマン長編の決定版!! (※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.4-3~特集/本当は怖い家族の裏事情」の内容と重複しています。ご注意ください)