キミとの出会いは突然。そしてぼくらは、お互いの大切なひとになったんだ。だから想像なんてできなかった。キミがぼくの前からいなくなってしまうなんて――。大切なひとと「さよなら」した、すべての人へ。
「キミのいない世界」。そんなものは想像すらできなかったけれど、いまぼくは「キミのいない世界」を生きている。だけど、悲しいばかりじゃなかったんだ。思いがけない出会いや幸せが、ぼくを待っていたから―。/妻に先立たれた一歩、そして一歩が気になる同級生の希子。ふたりの関係を軸に描く、「さよなら」をめぐる大人たちの物語!